ピアスホールが膿むのは金属アレルギーのせい？チタン製で解決できる？
Liora専属ライターのMioです。ピアスホールが急に膿んだり、かゆくなったり…「これってもしかして金アレ？」そう思うと、すごく不安になりますよね。
この記事では、ピアスホールが膿む原因と、金アレ対策としてのチタン素材について、私の経験も踏まえながら優しく解説していきますね。
ピアスホールが膿むのは金アレだけ？
ピアスホールが膿むと、 すぐに「金アレかも！」と心配になりますよね。 でも、実は原因は金アレだけではないんですよ。
膿む主な2つの理由
主な原因は、大きく分けて2つあります。 1. 細菌による「感染」 2. 特定の金属による「金属アレルギー（金アレ）」 この2つは、似ているようで対処法が違います。
| 比較 | 細菌による感染 | 金属アレルギー（金アレ） |
|---|---|---|
| 主なサイン | 赤く腫れる、熱を持つ、黄色い膿が出る | かゆみ、小さなブツブツ、透明な液が出る |
| 主な原因 | 手で触るなどで細菌が入り、炎症が起きる | 金属が汗や体液で溶け出し、体が拒否反応を示す |
| 対処法 | ホールを清潔に保つ、消毒、皮膚科で相談 | 原因のピアスを外す、素材を見直す、皮膚科で相談 |
まずは「細菌による感染」を疑おう
とくにピアスホールを開けたばかりの時期は、 ホールがまだ「傷」と同じ状態です。 手で触ったり、髪が引っかかったりすると、 そこから細菌が入って炎症を起こすことがあります。
赤く腫れたり、熱を持ったり、 黄色い膿が出たりするのが特徴です。 この場合は、まずホールを清潔に保つことが大切。 消毒液を使ったり、お風呂で優しく洗い流したり。 それでも良くならない時は、 早めに皮膚科で相談してくださいね。
「金属アレルギー」を疑うサイン
一方、金アレの場合は少し様子が違います。 こんなサインはありませんか？
金アレは、ピアスに含まれる金属が、 汗や体液でわずかに溶け出すことが引き金になります。 体がその金属を「異物だ！」と判断して、 攻撃してしまうことで起こる反応なんですよ。
なぜ金属アレルギー（金アレ）が起きるの？
では、どうして金属が溶け出すと、 金アレが起きてしまうのでしょうか。 少し詳しく見てみましょう。
汗や体液で金属が溶け出す仕組み
ピアスは常に肌に密着していますよね。 汗をかいたり、ホールから出る体液に触れたりします。 すると、ピアスに含まれる一部の金属が、 イオンという小さな粒になって溶け出してしまいます。
特に、ピアスホールの中は皮膚が薄く、 体液にも触れやすいので、影響が出やすいんです。
溶け出した金属イオンと体の反応
溶け出した金属イオンは、 体の中にあるタンパク質とくっつきます。 すると、体はそれを「敵だ！」と勘違いして、 免疫システムが攻撃を始めてしまいます。
その結果が、かゆみや赤み、 ブツブツといった炎症反応として現れるんです。 一度この反応を覚えてしまうと、 次に同じ金属が触れた時も、 すぐにアレルギー反応が出てしまいます。
どんな金属が金アレを起こしやすい？
金アレを起こしやすい金属は、 実は決まっているんですよ。
これらは汗や体液に溶け出しやすい性質があります。 安価なピアスだと、 デザインは可愛くても、 こうした金属が使われている可能性があるので注意が必要ですね。
チタン製ピアスで本当に解決できる？
金アレが心配な時、 「チタン製ピアスが良い」とよく聞きますよね。 それはどうしてなのでしょうか。
チタンが金アレに強い理由
チタンという金属は、 とても安定しているのが特徴です。 空気や水に触れると、 瞬時に「強力なバリア（不働態皮膜）」を表面に作ります。
このバリアが、まるで透明な鎧のように、 金属が汗や体液で溶け出すのを防いでくれるんです。 だから、金属イオンが体内に流れ込まず、 金アレ反応が起きにくいんですよ。
人工関節や歯のインプラントなど、 医療の現場でも使われるほど、 体に優しい金属として信頼されています。
注意点：「チタンポスト」と「オールチタン」
ここで一つ、大切な注意点があります。 「チタンピアス」と書かれていても、 どこまでがチタン製なのかをチェックしてください。
純チタンとサージカルチタンの違いは？
チタンにも種類があります。 「純チタン」は、その名の通り純度の高いチタンです。 「サージカルチタン」は、 純チタンに微量の別素材を加えて、 さらに強度や加工性を高めた医療用グレードのチタンです。
どちらも金アレは非常に出にくい素材です。 サージカルチタンは、 医療器具としての基準も満たしているので、 より安心感を求める方にも選ばれていますよ。
金アレかも？と思ったらまず何をすべき？
もし「金アレかな？」と感じたら、 慌てずに、次のステップを踏んでみてください。
ステップ1：すぐにピアスを外す
まずは、原因となっている可能性のあるピアスを外します。 肌への刺激を止めることが最優先です。 ホールを清潔にして、様子を見てください。
ステップ2：皮膚科で相談する（パッチテスト）
症状がひどい場合や、 何が原因かハッキリさせたい場合は、 皮膚科を受診しましょう。 「パッチテスト」という検査を受けることができます。
これは、どの金属にアレルギーがあるかを調べる検査です。 原因が分かれば、 今後どんな素材を避ければ良いかが明確になりますよ。
ステップ3：ホールが安定するまでは樹脂なども
ホールが荒れている間は、 金属のピアスはお休みしましょう。 ホールが塞がらないように、 「樹脂製（プラスチック）」の透明ピアスなどで、 ホールを休ませてあげるのも一つの手です。
ただし、樹脂は傷がつきやすく、 そこに細菌が溜まりやすい欠点もあります。 長期間の使用は避け、 ホールが落ち着くまでの「つなぎ」として使うのが良いですね。
まとめ：膿む不安から解放され、ピアスを楽しもう
ピアスホールが膿む原因は、 細菌感染か金アレのどちらかが多いです。 まずは清潔にし、それでも続くなら金アレを疑いましょう。
金アレは、汗などで金属が溶け出すことで起こります。 特にニッケルなどの素材には注意が必要です。
その点、チタンは金属が溶け出しにくい、 とても安定した素材です。 強力なバリアで肌を守ってくれるので、 金アレ対策の強い味方になってくれますよ。
私もチタンに出会うまでは、 ピアスを着けるたびに不安でした。 でも、素材をきちんと選ぶようになってからは、 耳のトラブルもほとんどなくなりました。
もしあなたが同じように悩んでいるなら、 素材選びを見直すことで、 きっと安心してピアスを楽しめるようになりますよ。
Lioraでは、 私が信頼している「サージカルチタン」を使った、 肌に優しくてデザインも素敵なピアスを揃えています。 もし良かったら、 あなたのおしゃれの選択肢として、 一度のぞいてみてくださいね。
