20gのチタンピアス|細めゲージの注意点と部位

20gのチタンピアス|細めゲージの注意点と部位

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ライター Mio

Liora専属ライターのMioです。ファーストピアスが安定してくると、次のおしゃれが楽しみになりますよね。

この記事では、20Gのチタンピアスを選ぶ前に知っておきたい注意点や、おすすめの部位について解説します。

そもそも「20G」ってどのくらいの細さ?

ピアスを探していると、「16G」や「18G」、「20G」といった表記をよく見かけますよね。 これは「ゲージ(G)」と呼ばれる、ピアスの軸(ポスト)の太さを表す単位です。

このゲージという単位、ちょっと面白い特徴があります。 それは、数字が大きくなるほど、軸は細くなるということです。

一般的な太さの目安は、だいたいこんな感じです。

ゲージ別(G)の太さ比較(目安)

ファーストピアスは、ホールの安定を考えて16Gや18Gを選ぶことが多いです。 それに対して、20G(約0.8mm)は、ピアスホールが完成した後に楽しむ、いわゆる「ファッションピアス」として最も一般的な太さなんですよ。

なぜ「チタン」素材がおすすめなの?

20Gのピアスはデザインが本当に豊富です。 でも、ホールが安定した後でも、素材選びはとても大切。

特に金属アレルギー(金アレ)が心配な方には、私は「チタン」をおすすめしたいです。

金属アレルギーの仕組み

金属アレルギーは、汗や体液によって金属がわずかに溶け出し(イオン化し)、それが体内のタンパク質と反応してしまうことで起こります。

ピアスホールは、皮膚が貫通している状態です。 そのため、金属が直接体液に触れやすく、アレルギー反応が起きやすい場所と言われています。

チタンが肌に優しい理由

チタンは、金属の中でもアレルギー反応が極めて起こりにくい素材です。

なぜなら、チタンは空気に触れると、表面に「不働態皮膜」と呼ばれる、とても強くて安定した強力なバリア(膜)を瞬時に作る性質があるからです。

この強力なバリアが、金属の内部が汗などで溶け出すのを防いでくれます。 だから、金属イオンが体内に流れ出しにくく、アレルギーのリスクをぐっと減らせるんですね。

さらに、チタンにはこんなメリットもあります。

医療の現場で、人工骨やインプラント(歯)などに使われているのも、この安全性の高さからです。 「サージカルチタン」と呼ばれるものは、特に医療用途に適したチタンなんですよ。

20Gピアスへ移行する時の3つの注意点

デザイン豊富な20Gですが、ファーストピアス(16Gや18G)から移行する際には、いくつか知っておきたい注意点があります。

1. ホールが「完全に」安定していることが大前提

これが一番大切です。 ファーストピアスを開けてから数ヶ月が経ち、痛みや分泌物もなくなった状態。

ホールがまだ完成していない(ジクジクするなど)うちに細いピアスに変えると、せっかく安定しかけていたホールを傷つけたり、トラブルの原因になったりします。

目安としては、ファーストピアス期間(一般的に耳たぶで3ヶ月〜半年、軟骨なら半年〜1年)をしっかり終えて、「もう大丈夫」と自信が持てる状態になってからにしましょう。

2. ホールが縮む可能性を理解する

今まで16G(約1.2mm)や18G(約1.0mm)の太さで安定していたホールに、20G(約0.8mm)の細いピアスを入れるとどうなるでしょう?

ピアスホールは、入っているピアスの太さに合わせて、だんだんと縮んでフィットしようとします。

つまり、20Gのピアスを日常的に使うようになると、ホールも20Gの細さに合わせて縮小する可能性が高いです。

一度20Gの細さに慣れてしまうと、後から「やっぱり18Gや16Gのピアスも着けたい」と思っても、入らなくなっていることがあります。

もちろん、拡張器などを使えば戻せる場合もありますが、ホールへの負担になります。 将来的に太めのボディピアスなども楽しみたいか、自分のピアスの楽しみ方を一度考えてみると良いかもしれませんね。

3. 細いゲージと重さのバランス

20Gは軸が細いですよね。 細い軸に、とても重いチャームや大きな飾りがついたピアスを着けると、どうなるでしょうか。

ホールの小さな一点に重さが集中してしまい、ホールに負担がかかります。

まれなケースですが、何かに強く引っ掛けたり、重いピアスを着け続けたりすることで、ホールが下に伸びたり、最悪の場合、裂けてしまったりする「ピアス裂傷」というトラブルも報告されています。

20Gが危険というわけでは決してありません。 ただ、ホールへの優しさを考えるなら、20Gのピアスを選ぶ時は、なるべく軽くてシンプルなデザインから試してみるのが安心です。

20Gのチタンピアスはどの部位に最適?

では、20Gのピアスは、どの部位に着けるのが良いのでしょうか?

耳たぶ(イヤーロブ)

最も一般的な部位である耳たぶは、20Gのピアスに最適です。

もともとファッションピアスの多くは、耳たぶに着けることを想定した20Gで作られています。 ホールさえしっかり安定していれば、20Gのチタンピアスで、たくさんのデザインから選ぶ楽しみが広がりますよ。

軟骨(ヘリックス、トラガスなど)

耳の硬い部分、軟骨ピアスについては、少し慎重に考えた方が良いかもしれません。

軟骨のファーストピアスは、ホールの安定を促すために16Gや14Gといった太めのゲージが推奨されることが多いです。

ホールが完全に安定した後で、20Gのピアスに付け替えること自体は可能です。

ただし、軟骨は耳たぶに比べて皮膚が薄く、トラブルも起きやすいデリケートな場所。 あまりに細いゲージ(20G)だと、ホールが不安定になったり、ちょっとした刺激で負担がかかりやすくなったりする可能性もゼロではありません。

もし軟骨に細めのピアスを着けたい場合でも、個人的には18G程度をキープしておく方が、ホールの安定のためには無難かもしれません。

もちろん、安定度合いには個人差があります。 もし20Gを試す場合は、チタンのような安全な素材を選び、短時間から様子を見るのが良いですね。

失敗しない、20Gチタンピアスの選び方

いざ20Gのチタンピアスを探す時、どんな点に気をつければ良いか、ポイントを2つお伝えします。

1. 「チタンの種類」を確認する

「チタン製」と書かれていても、実は種類があります。

  • サージカルチタン(医療用チタン)
  • 純チタン(G23、G2など)

これらはアレルギーのリスクが低い、高品質なチタンです。

一方で、気をつけたいのが「チタンポスト」という表記。 これは、「軸(ポスト)の部分だけチタン」という意味です。

肌に触れるキャッチ(留め具)や、ピアスの飾り部分が、チタンではない別の金属(メッキなど)で作られていることがあります。

耳たぶは大丈夫でも、耳の後ろ(キャッチが当たる部分)がかぶれてしまう…というケースも。 心配な方は、「オールチタン」や「サージカルチタン製」と明記されているものを選ぶと、より安心ですね。

2. デザインは「軽く、シンプル」から

先ほどの注意点でも触れましたが、特に20Gに慣れるまでは、ホールへの負担を最小限にしたいです。

最初は、スタッドタイプ(まっすぐなポスト)のシンプルなデザインや、小さなフープピアスなど、軽いものから試してみるのがおすすめです。

まとめ

20Gのピアスは、デザインが豊富で、ピアスのおしゃれの幅をぐっと広げてくれます。

ただ、ファーストピアスから移行する時は、

  • ホールが完全に安定してから。
  • ホールが20Gに合わせて縮む可能性がある。
  • 重いデザインはホールに負担がかかるかも。

といった点を覚えておくと安心です。

そして何より、素材選びは大切です。

私も金アレに長年悩んだ経験から、今はピアスの素材にとても気を使っています。 Lioraのサージカルチタン製ピアスは、まさにそうした悩みから選んだ、信頼できる選択肢の一つでした。

肌に優しく、軽い着け心地で、安心して日々のおしゃれを楽しめています。

皆さんも20Gのピアスを選ぶなら、ぜひ「チタン」という選択肢を考えてみてくださいね。 あなたのピアスライフが、もっと楽しく、快適になることを願っています。

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