つけっぱなしで使えるメンズ向けチタンピアス選び

つけっぱなしで使えるメンズ向けチタンピアス選び

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ライター Mio

Liora専属ライターのMioです。昔、せっかく開けたピアスホールが面倒で、つけ外しをサボってしまった経験があります。

この記事では、なぜメンズの「つけっぱなし」ピアスにチタンが最適なのか、そしてどう選べばいいかをお話ししますね。

なぜメンズの「つけっぱなし」にチタンが最適なの?

毎日ピアスを付け替えるのは、正直ちょっと面倒ですよね。 特に男性の場合、仕事やスポーツ中も邪魔にならず、そのまま過ごしたいもの。 チタンは、そんな「つけっぱなし」の理想を叶えてくれる素材なんです。

理由1:金属アレルギー(金アレ)のリスクが極めて低い

「もしかして金アレかも?」と不安に思ったことはありませんか? 金属アレルギーは、汗などで金属がわずかに溶け出し、それが肌のタンパク質と反応して起こります。 ニッケルやコバルト、クロムなどは、特に溶け出しやすい代表例です。

チタンがスゴイのは、表面に「強力なバリア」を瞬時に作るところ。 このバリアが、金属が汗で溶け出すのをガッチリ防いでくれるんです。 だから、肌に直接触れ続けても、アレルギー反応が起こる可能性がとても低いんですよ。

理由2:軽くて丈夫。「つけっぱなし」のストレスがない

ピアスをつけていることを忘れるくらい「軽い」のも、チタンの大きな魅力です。 例えば、シルバーの約60%、金の約半分以下の重さしかありません。 一日中、寝ている間もつけっぱなしにするなら、この「軽さ」は本当に大切。

素材による重さの比較(イメージ)

しかも、軽いのに「丈夫」なんです。 傷がつきにくく、変形もしにくい。 アクティブなシーンが多い男性でも、安心して使い続けられます。

理由3:錆びや変色に強く、手入れが簡単

シルバーアクセサリーは、すぐに黒ずんでしまってお手入れが大変ですよね。 チタンは、汗や海水、温泉水にもびくともしないほど錆びに強い金属です。 お風呂やシャワーも、そのまま入ってOK。 面倒なクリーニングが不要で、ずっとキレイな輝きが続くのも、つけっぱなし派には嬉しいポイントです。

「純チタン」と「サージカルチタン」どっちを選ぶべき?

「チタンが良いのは分かったけど、種類があるみたい…」 そうなんです。チタンには大きく分けて「純チタン」と「サージカルチタン」があります。 どちらも優秀ですが、メンズの「つけっぱなし」という視点で比べてみましょう。

サージカルチタン(SUS316L)の特徴

一般的に「チタンピアス」として売られているものの多くは、このサージカルチタンです。 正確には「SUS316L」というステンレスの一種。 医療現場でメスや体内に埋め込むボルトにも使われるほど、安全性が高い素材です。

鉄をベースにクロムやニッケルを含んでいますが、チタンと同じように「強力なバリア」で金属の溶け出しを徹底的に防ぎます。 (※ごくまれに、非常に敏感な方がごく微量なニッケルに反応する可能性もゼロではありませんが、JIS規格でも「最もアレルギーを起こしにくい」とされています)

メリットは、純チタンより強度が高く、加工しやすいため、デザインが豊富なこと。 クールなデザインや、ブラックなどのカラーコーティングも得意です。 価格も比較的手頃なものが多いですね。

純チタン(グレード1〜4)の特徴

その名の通り、ほぼチタンだけで作られた素材です。 (99%以上がチタン。JIS規格で「グレード1〜4」などに分類されます)

アレルギーの原因となるニッケルなどを一切含まないため、安全性はピカイチ。 「サージカルチタンでも不安」という、最も肌がデリケートな方にも選ばれます。 サージカルチタンよりさらに軽いのも特徴です。

ただ、素材としては少し柔らかめ。 また、加工が難しいため、デザインはシンプルなものが中心になる傾向があります。

「純チタン」と「サージカルチタン」の比較
比較項目 サージカルチタン (SUS316L) 純チタン (G1〜4)
安全性(金アレ) ◎ (極めて低い) ◎ (最も低い)
強度・硬さ ◯ (硬く、傷つきにくい) △ (比較的柔らかい)
軽さ ◯ (軽い) ◎ (非常に軽い)
デザインの豊富さ ◎ (豊富) △ (シンプル中心)
価格帯 ◯ (手頃) △ (やや高め傾向)

結論:バランス重視なら「サージカルチタン」

どちらも素晴らしい素材ですが、もし迷ったら、私はまず「サージカルチタン(SUS316L)」をおすすめします。 十分すぎるほどの安全性と、つけっぱなしに必要な「強度」、そして選ぶ楽しさがある「デザインの豊富さ」。 このバランスが、メンズのファーストチタンピアスとして最適だと思うんです。

メンズ向け「つけっぱなし」チタンピアスの選び方 4つのポイント

では、具体的にどんなチタンピアスを選べばいいか、4つのポイントに絞って見ていきましょう。

ポイント1:形状は「キャッチ一体型」か「ネジ式」

つけっぱなしで一番ストレスなのが、「朝起きたらキャッチがない!」という事件。 これを防ぐ形状がベストです。

  • フープピアス(セグメントクリッカー)
    カチッとはめる一体型。キャッチを失くす心配がゼロです。引っかかりも少ないので、寝る時も快適。
  • ネジ式(ラブレットスタッド、バーベル)
    キャッチ側がネジになっていて、しっかり固定できます。緩まないか時々チェックは必要ですが、外れにくさは抜群。特にラブレット(裏側がフラット)は、耳の裏に軸が刺さらないので快適です。

逆に、一般的な蝶々の形をした「バタフライキャッチ」は、寝ている間に軸の先端が刺さったり、キャッチが緩んで外れやすかったりするので、つけっぱなしには少し不向きかもしれません。

ポイント2:デザインは「シンプル&フラット」

つけっぱなしにするなら、デザインは「引っかからない」ことが最優先。 寝返りを打った時、イヤホンをつける時、ヘルメットをかぶる時…。 大きな飾りや、角があるデザインはストレスの原因になります。

  • (OK例)小さなボール、平らなディスク(円盤)、細めのフープ。
  • (注意例)立体的なモチーフ、ぶら下がるタイプ、角のあるデザイン。

シンプルでフラットなデザインは、職場でも悪目立ちせず、クリーンな印象を与えてくれます。 メンズファッションには、この「さりげなさ」が大事ですよね。

ポイント3:ポスト(軸)の太さと長さ

ピアスの「サイズ感」も見落とせません。

  • 太さ(ゲージ/G)
    一般的なファッションピアスは20G〜18G(数値が小さいほど太い)です。もしファーストピアス(16Gなど太め)から移行したばかりなら、ホールが縮まないよう18Gくらいを選ぶと安心です。ホールが安定しているなら、20Gでも問題ありません。
  • 長さ(内径)
    ポスト(軸)の長さは、ご自身の耳たぶの厚さに合わせましょう。短すぎると圧迫されて炎症の原因に。逆に長すぎると、タオルなどに引っかかりやすくなります。耳たぶの厚さを測ってみて、プラス1〜2mmの余裕がある長さが目安です。

ポイント4:コーティング(PVDなど)の有無

チタンの色は基本的にシルバー色です。 もしブラックやゴールド、ブルーなどの色が欲しい場合は、「コーティング」された製品を選びます。

注意したいのは、そのコーティングが剥がれにくいかどうか。 安価なメッキ(塗装)は、汗や摩擦ですぐに剥がれて、中の素材(もしチタンでなければ)が溶け出してしまうことも。

選ぶなら「PVD(物理蒸着)」などの強固なコーティングが施されたものがおすすめです。 これはチタンの表面にセラミックの膜を作るような技術で、非常に剥がれにくく、金属アレルギーのリスクも低いまま色を楽しめます。

つけっぱなしでも大丈夫?衛生面とケアの方法

「ずっとつけっぱなしだと、不潔にならない?」 そんな心配もありますよね。もちろん、最低限のケアは必要です。 でも、とても簡単なんですよ。

基本は「お風呂で一緒に洗う」

一番簡単なのは、入浴時です。 石鹸やボディソープをよく泡立てて、ピアスホールとピアス本体を優しく包むように洗います。 指でピアスを少し前後に動かして、ホールの中にも泡が通るようにすると、なお良いですね。

洗い終わったら、シャワーでしっかりすすぎます。 石鹸カスが残ると、それが雑菌のエサになってしまうので、すすぎは念入りに

大切なのは「しっかり乾かす」こと

ケアで見落としがちなのが「乾燥」です。 ホール周辺が濡れたままだと、雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイやトラブルの原因に。

お風呂から出たら、まず清潔なタオルで耳とピアス全体の水分を優しく押さえるように拭き取ります。 その後、ドライヤーの「冷風」を短時間あてて、ホールの中までしっかり乾かすのが理想です。

たまには外してチェック

どれだけ「つけっぱなしOK」でも、できれば月に1回くらいは外してみてください。 ピアス本体を石鹸で洗い、ホールの状態も鏡でチェックしましょう。 赤みや腫れ、変な分泌物がないかを確認する習慣をつけると安心です。

まとめ

メンズの「つけっぱなし」ピアス選び、いかがでしたか?

忙しい毎日でも、寝ている間も、ずっと身につけていられる。 そんなストレスフリーなおしゃれを叶えてくれるのが、チタンピアスです。

  • 金アレのリスクが極めて低い
  • 軽くて丈夫、傷つきにくい
  • 錆びや変色に強く、手入れが楽

特に「サージカルチタン(SUS316L)」は、安全性と強度、デザインの豊富さを兼ね備えた、最初の選択肢としてとても優秀です。 選ぶ時は、「キャッチの形状」「シンプルなデザイン」「自分の耳に合うサイズ」を意識してみてくださいね。

私も昔は、ピアスでたくさん失敗してきました。 だからこそ、素材選びがどれだけ大切か、実感しています。 Lioraのサージカルチタン製品も、そうした「安心」を届けたいという視点で選ばれています。 あなたにとって「これだ」と思える一本を見つける、その選択肢の一つになれたら嬉しいです。

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