かゆいときのチタンピアス対処法|原因別にケア

かゆいときのチタンピアス対処法|原因別にケア

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ライター Mio

Liora専属ライターのMioです。「これなら大丈夫」そう思って着けたチタンピアスが、ある日ムズムズとかゆくなった時…すごく焦って、不安になったのを覚えています。

この記事では、チタンピアスがかゆくなる原因と、今すぐできる対処法を分かりやすくお話ししますね。

チタンピアスでもかゆい?考えられる主な原因

チタンは金アレが起きにくい、とても優秀な素材です。でも、いくつかの理由でかゆみが出ることがあるんです。一つずつ見ていきましょう。

原因1:チタンの「種類」が合っていないかも

「チタン」と一口に言っても、実は色々な種類があります。もし「チタン製」と書かれていても、それが純粋なチタンではないかもしれません。

例えば、チタン合金。他の金属と混ぜて作られている場合、その混ぜた金属(ニッケルやコバルトなど)に反応している可能性があります。

また、よくあるのが「チタンポスト」という表記です。これは、耳の穴を通る「ポスト」部分だけがチタンで、肌に触れる飾り(ヘッド)やキャッチが別の素材(メッキなど)というケースです。

ポスト以外が肌に触れて、かゆみを引き起こしていることも考えられます。まずはお持ちのピアスの素材表記をもう一度確認してみてくださいね。

原因2:汗や皮脂による「汚れ」

実は、これが原因のこともすごく多いんですよ。ピアスホールは、くぼんでいるので汚れが溜まりやすい場所です。

汗や皮脂、シャンプーやリンスの洗い残し。そういった汚れがホールに溜まると、雑菌が繁殖しやすくなります。それが刺激になって、かゆみが出ることがあるんです。

チタンは金属が汗で溶け出しにくい(イオン化しにくい)素材です。でも、汚れがバリアのようになってしまうと、肌にとっては良くないですよね。特に着けっぱなしにしている方は、要注意です。

原因3:ピアスホール自体の「傷」や「体調」

かゆみの原因が、ピアスではなくホール側にある場合です。

ピアスホールは、まだ完成していない不安定な時期があります。特にファーストピアスを卒業したばかりの頃は、まだデリケートです。そんな時にピアスを着け外しすると、細かな傷がつきやすいんです。

ポストの先端で、ホールの中を引っ掻いてしまうことも。その小さな傷に、汗や汚れがしみて、かゆみが出ているのかもしれません。

また、寝不足やストレスで、体全体の免疫が落ちている時。肌も敏感になっているので、いつもは平気なピアスでも刺激を感じることがあります。「最近ちょっと疲れてるかも…」という時は、肌もお休みが必要なサインかもしれません。

原因4:ピアスの「形状」による物理的な刺激

素材は問題なくても、ピアスの形が合っていないケースです。

例えば、ポストの太さ。ホールに対して太すぎるポストを無理に入れると、ホールが圧迫されます。逆に細すぎると、ピアスが動いてホールを刺激してしまいます。

ピアスの「重さ」も大切です。大きくて重いデザインのピアスは、ホールに負担をかけます。下に引っ張られることで、かゆみや違和感が出ることがあります。

また、キャッチをきつく締めすぎていませんか?耳たぶが圧迫されると、血流が悪くなります。蒸れやすくもなるので、肌トラブルの原因になりやすいんですよ。

かゆみを感じた時、すぐに試したい対処法

もし「かゆいな」と感じたら、我慢しないでくださいね。焦らず、次の4つのステップを試してみてください。

ステップ1:すぐにピアスを外す

まずは、そのピアスを外しましょう。かゆみは、体からの「ちょっと待って」というサインです。

無理して着け続けると、症状が悪化してしまうかもしれません。外してみて、ピアスホールが赤くなっていないか、腫れていないかを鏡でチェックします。

ステップ2:ホールとピアスを優しく「洗浄」する

次に、ホールとピアスをきれいにします。これがとても大切です。

ピアスホールの洗い方

  1. 低刺激の石鹸やボディソープを、よく泡立てます。
  2. その泡を、ピアスホールの周りに優しく乗せます。
  3. 指の腹でなでるように、そっと洗います。
  4. シャワーなどで、泡が残らないよう、しっかり洗い流します。

※ゴシゴシこすったり、消毒液を使ったりするのは、逆に刺激になるので避けてくださいね。

ピアスの洗い方

  1. 外したピアスも、中性洗剤(食器用洗剤など)で優しく洗います。
  2. 小さなブラシで、ポストとキャッチの隙間など、汚れが溜まりやすい場所をそっと磨きます。
  3. 洗剤が残らないように、しっかりすすぎます。

ステップ3:しっかり「乾燥」させる

洗浄の後は、水分を残さないことが重要です。水分が残っていると、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

清潔なタオルやティッシュ、ガーゼなどで、耳たぶとホールの水分を優しく押さえるように拭き取ります。この時も、こすらないように気をつけてください。

ドライヤーの「冷風」を少し離れた場所から当てるのも、しっかり乾かせるので良い方法ですよ。

ステップ4:ホールの状態が落ち着くまで待つ

ホールを清潔にして乾かしたら、少し様子を見ましょう。すぐにピアスを戻したくなりますが、ぐっと我慢です。

もし赤みや腫れ、かゆみが続くようなら、ホールが休まるまでピアスは着けない方が安心です。症状がひどい場合や、数日経っても良くならない場合は、無理せず皮膚科のお医者さんに相談してくださいね。

かゆみを繰り返さないための予防ケア

一度かゆみが出ると、またなるんじゃないかと不安になりますよね。そうならないために、普段からできる簡単なケアをご紹介します。

毎日のケア:お風呂での洗浄と乾燥

一番の予防は、ホールを清潔に保つことです。私は、お風呂のついでにホールも洗うようにしています。

体を洗う時の泡を、耳にも少し分けて、優しくなでるだけ。これで十分、汚れは落ちます。

そして、お風呂上がり。髪を乾かすついでに、耳の水分も必ず拭き取ります。先ほどお話ししたように、ドライヤーの冷風をさっと当てるのが日課になっています。この「洗う」と「乾かす」をセットにするだけで、トラブルはぐっと減りますよ。

定期的なケア:ピアス本体の掃除

着けっぱなしにできるのがチタンピアスの良いところ。でも、たまには外してピアス自体もきれいにしてあげましょう。

外したタイミングで、皮脂や汚れが付いていないかチェックします。柔らかい布で拭くだけでも違います。汚れが気になったら、ステップ2でお話ししたように、中性洗剤で洗ってあげてください。

私はズボラなので(笑)、週に1回、お風呂の時に外して洗う、と決めています。これなら忘れずに続けられています。

素材の再確認:本当に肌に合うチタンを選ぶ

もし、こまめにケアしてもかゆみが出る場合。それは、やはりピアスの素材が合っていないのかもしれません。

もう一度、そのピアスがどんな「チタン」なのか確認してみましょう。金アレの対策としてピアスを選ぶなら、素材の「純度」がとても大切です。

おすすめは、「純チタン」や「サージカルチタン(316L)」と表記されているものです。これらは医療現場でも使われる、アレルギー反応が非常に出にくい素材です。

「チタン」という言葉だけではなく、「どんなチタンなのか」を基準に選ぶこと。それが、かゆみを防ぐ一番の近道かもしれません。

不安な「かゆみ」と上手に付き合おう

チタンピアスを着けていても、かゆみが出ることはあります。その原因は、チタンの種類、汗や汚れ、体調やピアスの形など、様々です。

かゆみを感じたら、慌てずに「外す」「洗う」「乾かす」を試してみてください。そして、ホールが落ち着くのを待ってあげましょう。

私も昔は、「チタンなら何でも大丈夫」と思い込んで失敗したことがあります。でも、原因が分かれば、ちゃんとした対策ができますよね。

日々のちょっとしたケアと、本当に肌に合う素材選び。この2つが、ピアスを快適に楽しむためのカギになります。

ちなみに、Lioraで扱っているサージカルチタン(316L)は、医療用のメスなどにも使われる素材です。私自身も、その肌への優しさを信頼しています。もし素材選びで迷っていたら、こういう信頼できる選択肢もある、と覚えておいてもらえると嬉しいです。

あなたの不安が少しでも軽くなって、また安心してピアスを楽しめますように。

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