穴あけ前に知るチタンピアスの衛生・サイズ基礎

穴あけ前に知るチタンピアスの衛生・サイズ基礎

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ライター Mio

Liora専属ライターのMioです。これからピアスを開けるんですね!ワクワクと同時に「衛生管理は?」「サイズは?」と不安な気持ちもあるかもしれません。

この記事では、穴あけ前に知っておきたいチタンピアスの「衛生管理」と「サイズ選び」の基本を、優しく解説していきますね。

その気持ち、すごく分かります。私も昔は金属アレルギー(金アレ)で、ピアスのおしゃれを諦めかけた一人なんです。

いろんな素材で失敗して、やっと出会えたのが「チタン」でした。

なぜ穴あけ(ファーストピアス)にチタンが良いの?

ピアスの穴あけ直後、ホールの中はまだ「傷」と同じ状態です。とてもデリケートなんですよ。

この時期に金属アレルギー(金アレ)になりやすい素材を着けると、汗などで金属が溶け出して、肌が反応してしまうことがあります。

チタン、特に「サージカルチタン」や「純チタン」と呼ばれる素材は、この「溶け出し」が非常に少ないのが特徴です。

表面に「強力なバリア」のような膜を自分で作って、中の金属が外に出るのを防いでくれるんです。

だから、まだ不安定なファーストピアスに、チタンはとても選ばれやすいんですね。医療現場でも使われるくらい、体に優しい素材なんですよ。

チタンピアスの「衛生管理」キホンと手順

穴あけ後のケアで一番大切なのは、ホールを「清潔」に保つこと。でも、消毒のイメージ、ちょっと昔と今では違うかもしれません。

基本は「洗浄」、消毒は「必要な時だけ」

昔は「毎日クルクル回して消毒液を」なんて言われましたよね。

でも今は、むやみに消毒液を使うのは、肌の負担になる という考え方が主流です。

基本のケアは、お風呂の時に低刺激の石鹸やボディソープをよく泡立てて、その泡でピアス周りを優しく包むように洗うだけで十分なんです。

その後、シャワーでしっかり泡を洗い流してください。

消毒液は、例えば病院で「この消毒液を使ってください」と指示された場合や、少しトラブルの兆候がある時に使う程度で大丈夫。

洗い終わったら、清潔なタオルやティッシュで、ピアスの水分を優しく押さえて拭き取ってくださいね。

穴あけ直後のNGケア

良かれと思ってやっていることが、実はホールの負担になっていることもあります。

安定してからも清潔に

ホールが完成して、セカンドピアスに移行した後も、チタンピアスは清潔に保ちたいですよね。

チタン自体はとても丈夫で錆びにくい素材です。

普段のお手入れは、外した時に柔らかい布で拭くくらいで大丈夫。汚れが気になったら、中性洗剤を少し入れたぬるま湯で優しく洗って、水分をしっかり拭き取ればOKです。

失敗しない「サイズ」選びの基礎知識

ピアスのサイズには、大きく分けて「太さ」と「長さ」の2つがあります。これが合っていないと、トラブルの原因になることもあるんですよ。

1. ピアスの「太さ(ゲージ)」

ピアスの軸(ポスト)の太さは、「ゲージ(G)」という単位で表されます。

ちょっと面白いんですが、このゲージは 数字が小さいほど太く なります。

ゲージ(G)の太さ比較目安
ゲージ(G) 太さ(約) 主な用途
14G 1.6mm ファーストピアス(軟骨など)
16G 1.2mm ファーストピアス(耳たぶ)
18G 1.0mm ファッションピアス
20G 0.8mm ファッションピアス(細め)

よくあるファッションピアスは、18Gや20Gの細いものが多いですね。

でも、ファーストピアスは、一般的に 16G(または14G) が推奨されることが多いです。

なぜかと言うと、少し太めの方が、しっかりとした安定したホールを作りやすいから。

細いゲージで開けてしまうと、ホールも細く完成してしまいます。そうすると、後で「着けたい!」と思ったピアスが16Gだった場合、入らなくて困る…なんてことも。

また、細いホールは、服の着脱などで引っ掛けた時に、皮膚が切れてしまいやすい(ピアススプリット)というリスクも少しあります。

だから、最初は16Gくらいで安定させておくのがおすすめなんですよ。

2. ピアスの「長さ(内径・ポスト)」

次は「長さ」です。これは、ピアスのヘッド(飾り)の根本から、キャッチまでの間(または内径)の長さを指します。

穴あけ直後は、耳が少し腫れることがあります。

この腫れを想定して、ファーストピアスは 「耳たぶの厚さ+2mm〜4mm」 くらいの、少し余裕を持った長さ(有効軸長)を選ぶのが鉄則です。

もし長さがピッタリすぎたり、短かったりすると…

  • 腫れた時にピアスが皮膚に食い込んでしまう。
  • 圧迫されて、ホールの完成が遅れる。
  • 洗い流しがうまくできず、不衛生になりやすい。

といったトラブルが起きやすくなります。

逆に長すぎても、今度は髪や服に引っかかりやすくなるので、「ちょうど良い余裕」が大切ですね。

自分の耳たぶの厚さを測るのは少し難しいですが、ピアッサーに付属しているピアスの長さ(多くは6mmや8mm)を確認したり、病院で開けるなら先生に相談するのが一番確実です。

まとめ:正しい知識で安心のピアスデビューを

ここまで、チタンピアスの「衛生管理」と「サイズ選び」の基本についてお話ししてきました。

  • 素材:金アレが不安なら、体に優しい「チタン」がおすすめ。
  • 衛生:基本は「洗浄」。消毒液は使いすぎず、清潔な状態を保つ。
  • サイズ:「太さ(ゲージ)」は16Gなど安定しやすい太さを。「長さ(ポスト)」は腫れを考えて余裕のあるものを。

穴あけ前は色々と不安もあると思いますが、正しい知識があれば大丈夫。

ポイントを押さえて、ぜひ楽しいピアスライフをスタートさせてくださいね。

もし、どんなチタンピアスを選べばいいか迷ったら、私がライターをしているLioraのサージカルチタン製品も、選択肢の一つとして見てみてください。

肌への優しさを考えて作られたアイテムが多いので、きっと安心できるお気に入りが見つかると思いますよ。

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