お風呂でも大丈夫?チタンピアスのOK/NGと手入れ

お風呂でも大丈夫?チタンピアスのOK/NGと手入れ

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ライター Mio

Liora専属ライターのMioです。ピアスを開けたばかりの頃、お風呂のたびに「これ、付けたままで大丈夫かな?」って不安になった経験、私にもあります。

この記事では、チタンピアスとお風呂の正しい付き合い方、そして大切なお手入れのコツを分かりやすくお話ししますね。

結論:チタンピアスはお風呂で「付けっぱなしOK」です

まず、一番気になる結論から。 チタン製のピアスは、基本的にお風呂で付けっぱなしにしても大丈夫です。

私も普段、サージカルチタンのピアスを愛用していますが、基本的につけっぱなしでシャワーを浴びています。 もちろん、ファーストピアスやセカンドピアスで、まだホールが安定していない時期もチタン製なら安心感が違いますよね。

では、なぜチタンは水に濡れても平気なのでしょうか。 その理由を、少しだけ詳しく見ていきましょう。

なぜ大丈夫?チタンが「錆びにくい」理由

「金属なのに、水に濡れても錆びないの?」と不思議に思うかもしれません。 チタンが錆びにくいのは、とても賢い性質を持っているからなんです。

チタンは、空気や水に触れると、表面に「強力なバリア」を瞬時に作ります。 これは「不働態皮膜(ふどうたいひまく)」と呼ばれる、とても薄くて硬い膜。 このバリアが金属の表面をガッチリ守ってくれるので、水や汗が中まで入り込めないんです。

だから、お風呂の水はもちろん、普段かく汗にもとても強いんですね。

金属アレルギーの観点からも安心

金アレ経験者として、一番心配なのは「金属が汗で溶け出す」ことですよね。 金属アレルギーは、金属が汗などで溶け出してイオン化し、それが体に入り込むことで起こります。

でも、チタンはこの「強力なバリア」のおかげで、金属が汗で溶け出すことがほとんどありません。 だから、お風呂で汗をかいても、水に濡れても、金アレのリスクが非常に低いんです。 これが、チタンが医療現場でも使われる理由なんですよ。

ただし「付けっぱなし」には条件があります

「それなら、もう何もしなくていいんだ!」と思ったら、ちょっと待ってください。 チタンピアス自体は水に強くても、「付けっぱなし」にするにはいくつか注意したい点があります。

これを守らないと、ピアスホール(ピアスの穴)のトラブルにつながることもあるので、ぜひチェックしてくださいね。

注意点1:石鹸やシャンプーの「洗い残し」

お風呂で一番気をつけたいのが、これです。 シャンプーやリンス、ボディソープなどの泡。

こういった洗浄成分が、ピアスと肌のすき間(特にキャッチ側)に残ってしまうことがあります。 チタン自体は平気でも、この「洗い残し」が肌への刺激になったり、汚れとして溜まってしまったりするんです。

お風呂に入るときは、ピアス周りもしっかりと、でも優しくお湯で洗い流すことを意識してください。

注意点2:お風呂上がりの「水分」

二つ目の注意点は、濡れたまま放置しないこと。 ピアスホール周辺がずっと湿ったままだと、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。 これも、かゆみや炎症といった肌トラブルの原因になりがちです。

お風呂から上がったら、タオルやティッシュ、綿棒などで、ピアスホール周りの水分を優しく押さえるように拭き取ってください。 ゴシゴシこするのはNGですよ。

NGなのは「温泉」や「入浴剤」

普段のお風呂はOKですが、例外があります。それは「温泉」です。

温泉の成分(特に硫黄など)は、チタンを変色させてしまう可能性があります。 チタン自体がダメになるわけではありませんが、せっかくのピアスの輝きがくすんでしまうのは悲しいですよね。

また、色や香りがついた「入浴剤」も、成分によってはピアスに影響がないとは言えません。 温泉や特別な入浴剤を使う日は、ピアスを外してから入るのが安心です。

毎日のお手入れは?チタンピアスを清潔に保つコツ

「付けっぱなしOK」とは言っても、やはり清潔に保つことが一番大切です。 特にホールが安定するまでは、丁寧なケアを心がけたいですよね。 と言っても、やることはとてもシンプルなんですよ。

基本は「優しく洗い流す」だけ

毎日のお風呂で、特別な洗剤は必要ありません。 シャワーを浴びるとき、ピアスホール周辺に低刺激の石鹸やボディソープを軽く泡立てて、優しくなじませます。 その後、シャワーのお湯で泡が残らないよう、よーく洗い流してください。

お風呂上がりは「しっかり乾かす」

先ほどもお話ししましたが、水分を残さないことが本当に大切です。 清潔なタオルで顔や体を拭くのと同じように、ピアスホールもケアしてあげましょう。

  1. タオルやティッシュで、耳全体の水分を優しく押さえます。
  2. ピアスの前面と、耳の裏側(キャッチ側)を、ポンポンと軽く叩くように拭きます。
  3. ホールの中が乾きにくい場合は、ドライヤーの冷風を少し離れた場所から軽く当てるのも良い方法です。

この「洗い流す」と「乾かす」の2ステップを習慣にするだけで、トラブルはぐっと減らせますよ。

汚れが気になった時のスペシャルケア

毎日ケアしていても、皮脂やホコリでピアスの輝きが鈍ってきたな、と感じることもあるかもしれません。

そんな時は、ピアスを一度外して(ホールが安定している場合のみ)、柔らかい布やメガネ拭きのようなもので優しく拭いてみてください。 それでも落ちない汚れは、中性洗剤を薄めたぬるま湯で軽く洗い、しっかりすすいでから水分を拭き取るとキレイになります。

チタンにも種類がある?知っておきたい素材の話

ここまで「チタン」とひとくくりにしてきましたが、実は「チタンピアス」と呼ばれるものにも、いくつか種類があるんです。 金アレ対策として選ぶなら、ここは大事なポイントです。

金アレ対策なら「純チタン」か「サージカルチタン」

金属アレルギーの心配が少ないのは、チタンの純度が高いものです。

  • 純チタン(グレード2以上など)
    ほぼ100%チタンでできています。金アレのリスクは最も低いとされています。
  • サージカルチタン(チタン合金)
    医療用器具(インプラントなど)にも使われるチタン合金です。他の金属(アルミやバナジウムなど)がごく少量含まれますが、これらも金アレを起こしにくい金属で、体にとても優しい素材です。純チタンより強度があって加工しやすいため、デザイン豊富なピアスにもよく使われます。

「チタンポスト」や「チタンコーティング」との違い

お店で見かける「チタンピアス」には、注意が必要なものもあります。

「チタンピアス」の種類と構造
純チタン(全体)
サージカルチタン(全体)
チタンポスト(軸のみ)
チタンコーティング(表面のみ)
  • チタンポスト
    「ポスト」つまり、耳に通す軸の部分だけがチタン製、という意味です。肌に触れる他の部分(デザイン部分やキャッチ)が、メッキや他の合金の場合があります。
  • チタンコーティング(チタンメッキ)
    他の金属の表面に、チタンを薄く色付け(コーティング)したものです。

どちらも、チタン以外の金属が肌に触れたり、コーティングが剥がれたりすると、金アレの原因になる可能性があります。 もし金アレが心配なら、「オールチタン製」や「サージカルチタン製」と明記されているものを選ぶと安心ですね。

まとめ:正しいケアでチタンピアスとお風呂を楽しもう

チタンピアスとお風呂の関係、スッキリしましたか?

  1. チタンピアスは、お風呂で付けっぱなしOK。
  2. 水や汗に強い「強力なバリア」があるから錆びにくい。
  3. ただし「洗い残し」と「水分」には注意!
  4. NGなのは「温泉」と「入浴剤」。
  5. 毎日のケアは「洗い流す」と「乾かす」が基本。

チタンは本当に頼りになる素材です。 でも、その力を過信せず、ホールを清潔に保つ「ひと手間」を加えてあげること。 それが、ピアスライフを長く楽しむコツだと私は思います。

私も長年、いろんな素材で失敗してきましたが、サージカルチタンに出会ってからは、こうした毎日のケアもすごく楽になりました。 Lioraで扱っているサージカルチタンのピアスは、まさにそうした安心感と、日々の使いやすさを考えて作られています。 もしピアス選びに迷っていたら、選択肢の一つとして、ぜひ見てみてくださいね。

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