赤みが出たら|チタンピアスの応急処置と受診目安

赤みが出たら|チタンピアスの応急処置と受診目安

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ライター Mio

Liora専属ライターのMioです。「チタンなら大丈夫」そう思って選んだピアスで赤みが出ると、すごく不安になりますよね。

この記事では、チタンピアスで赤みが出た時の応急処置や、考えられる原因、病院へ行く目安を分かりやすくお話しします。

まず落ち着いて。チタンピアスで赤みが出た時の応急処置

赤みやかゆみに気づいたら、まずは慌てずにこの3つを試してみてください。 初期の軽い赤みなら、これだけで落ち着くことも多いんですよ。

ステップ1:すぐにピアスを外す

「もったいない」と思うかもしれませんが、まずは原因となっている可能性のあるピアスを 外すことが一番 です。 刺激が続くと、症状が悪化してしまうかもしれませんからね。

ステップ2:ピアスホールを優しく洗浄する

ピアスを外したら、ピアスホールを優しく洗いましょう。 低刺激の石鹸をよく泡立てて、指の腹でそっと洗います。 ゴシゴシこするのは禁物 ですよ。 洗った後は、ぬるま湯で石鹸が残らないよう、しっかりすすぎます。

ステップ3:清潔な状態を保ち、様子を見る

洗浄後は、清潔なタオルで優しく水分を拭き取ります。 ピアスはせず、ホールを清潔に保ちながら少し様子を見ましょう。 この段階で軟膏などを自己判断で塗るのは、かえって悪化させることもあるので控えてくださいね。

なぜ?「安全なはず」のチタンで赤みが出た理由

「チタンは金アレになりにくい」と聞いていたのに、なぜ赤みが出たのでしょうか。 考えられる理由は、いくつかあるんですよ。

理由1:チタン「メッキ」や「合金」だったかも

「チタン製」と書かれていても、実は注意が必要です。 表面だけをチタンで覆った「チタンメッキ(チタンコート)」製品かもしれません。 メッキが剥がれると、中の金属(ニッケルなど)が汗で溶け出す ことがあります。

また、チタン「合金」の場合も、チタン以外の金属が混ざっています。 その混ぜられた金属に、あなたの肌が反応している可能性もあるんです。 本当に肌に優しいのは、医療用にも使われる「純チタン」や「サージカルチタン(チタン合金でも規格内のもの)」なんですよ。

理由2:ピアスの形状や重さによる「物理的な刺激」

金属アレルギーではなく、単純な「物理的な刺激」が原因のこともあります。 例えば、大きくて重いピアスや、デザインが複雑で引っかかりやすいピアスです。 ピアスが動くたびにホールを傷つけて、赤みや炎症につながっているのかもしれません。 特に、 寝ている間に圧迫 してしまうことも原因になります。

理由3:汗や皮脂汚れによる「細菌の繁殖」

ピアスを着けっぱなしにしていませんか? ピアスとホールの隙間には、汗や皮脂、シャンプーの残りカスなどが溜まりやすいんです。 これらを放っておくと、細菌が繁殖してしまい、炎症を起こす原因になります。 チタン自体が安全でも、 汚れが原因 で肌トラブルになることは多いんですよ。

理由4:ピアスホールがまだ「未完成」だった

ファーストピアスを外したばかりなど、ホールがまだ安定していない時期ではありませんか? ピアスホールが完成するまでには、 数ヶ月から1年ほど かかることもあります。 未完成なホールは、まだ皮膚が薄くてデリケートな状態です。 そんな時に新しいピアスを着けると、小さな傷から炎症を起こしやすいんです。

それ、本当に「金アレ」?似ている他の症状

赤みが出ると「金アレかも!」と心配になりますが、他の原因も考えられます。 主な3つの可能性を見比べてみましょう。

症状別の見分け方(目安)
症状の種類 主な原因 特徴的なサイン
金属アレルギー 金属イオン(汗で溶け出す) かゆみ、赤み、ブツブツ、ただれ
接触性皮膚炎 汗、汚れ、消毒液などの刺激 触れた部分のかぶれ、赤み
細菌による感染 傷口からの細菌侵入 強い痛み、腫れ、熱感、膿(うみ)

心配な時は。病院(皮膚科)へ行くべき目安

応急処置をしても症状が良くならない時や、ひどくなる時は、我慢せずに病院(皮膚科)を受診しましょう。

こんな症状が出たら受診を

以下の症状が一つでも当てはまる場合は、早めに皮膚科医に相談してください。

特に「膿」や「強い痛み」「発熱」は、細菌感染のサインかもしれません。 放っておくと悪化する可能性があるので、すぐに受診してくださいね。

病院で何をするの?

病院では、まず症状を見て、炎症を抑える塗り薬(抗生物質やステロイドなど)を処方してくれることが多いです。 もし金属アレルギーが疑われる場合は、症状が落ち着いてから「パッチテスト」という検査をすることもあります。 これは、 どの金属にアレルギーがあるのか を調べる検査なんですよ。原因がはっきりすれば、今後のピアス選びも安心ですよね。

赤みが引いた後。ピアス選びで気をつけること

症状がしっかり治まったら、またピアスを楽しみたいですよね。 今度は失敗しないために、3つのポイントを意識してみてください。

  • 1. 素材の「純度」を確認する
    • 「チタンポスト」や「チタンコート」ではなく、「オールチタン製」や「サージカルチタン」、「純チタン」と明記されているものを選びましょう。
  • 2. 「形状」はシンプルで軽いものを
    • ホールが安定するまでは、なるべくシンプルで軽いデザインがおすすめです。重さでホールに負担がかかったり、服に引っかかったりするリスクを減らせます。
  • 3. 日頃の「お手入れ」を忘れずに
    • お風呂の時には外して、ピアスとホールの両方を優しく洗いましょう。そして、お風呂から出たら、水分を しっかり拭き取る ことが大切です。

不安な気持ち、分かります。慌てず、原因を探ってみましょう

チタンピアスで赤みが出ると、「もう自分はピアスができないかも…」と落ち込んでしまいますよね。 でも、今回お話ししたように、原因は金属アレルギーだけとは限りません。 物理的な刺激や、お手入れの方法が原因だった可能性も十分にあるんです。

まずは応急処置をして、症状がひどい時は皮膚科を受診する。 そして、症状が落ち着いたら、なぜ赤みが出たのかを冷静に振り返ってみてください。

私も昔、どの素材なら大丈夫なのか、本当に悩みました。 だからこそ、素材選びは慎重になってほしいなと思います。 もし素材で迷ったら、私が信頼しているLioraで扱っているような 「サージカルチタン」 の製品から試してみるのも、良い選択肢の一つだと思いますよ。

あなたのピアスライフが、また安心して楽しめるようになることを願っています。

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