16gでつけっぱなしOK?チタンピアスの衛生管理術

16gでつけっぱなしOK?チタンピアスの衛生管理術

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ライター Mio

Liora専属ライターのMioです。16Gのピアス、可愛いデザインが多くて「つけっぱなし」にしたくなりますよね。

この記事では、16Gチタンピアスの疑問と、大切な「清潔ケアの方法」を分かりやすく解説しますね。

そもそも「16Gピアス」ってどんなもの?

まずは基本のおさらいです。「16G(ゲージ)」と聞いても、ピンとこないかもしれませんね。

ゲージ(G)は「太さ」の単位

ピアス選びで見る「G(ゲージ)」は、ピアスの軸(ポスト)の太さを表す単位です。 ちょっと面白いのですが、この数字が小さいほど軸は太くなります。

一般的な目安はこんな感じです。

  • 14G:約1.6mm(ファーストピアスによく使われる太さ)
  • 16G:約1.2mm(ファーストピアスや、少し太めのファッションピアス)
  • 18G:約1.0mm(一般的なファッションピアス)
  • 20G:約0.8mm(細めのファッションピアス)

16Gは、ファッションピアスとしては少し太め、ファーストピアスとしては標準〜やや細め、という位置づけですね。

ファーストピアスとの違い

病院などで最初にあけるファーストピアスは、ホールをしっかり安定させるため、14Gや16Gの太めのものが選ばれることが多いです。 ホールが完成した後、セカンドピアスとして16Gを選ぶ方や、そのまま16Gを愛用し続ける方もたくさんいます。

チタンピアスは「つけっぱなし」にできる?

さて、本題です。16Gのチタンピアスは、つけっぱなしにしても良いのでしょうか。

結論:条件付きで「OK」です

はい、結論から言うと「ピアスホールが完全に安定していること」を大前提として、チタンピアスはつけっぱなしに向いている素材です。

なぜチタンが「つけっぱなし」に比較的向いているのか、理由は大きく2つあります。

理由1:チタン素材の優れた特性

一番の理由は、チタンという金属の性質にあります。 特に「サージカルチタン」と呼ばれるグレードのものは、医療現場でも使われるほど安全性が高いんです。

  • 金属が汗で溶け出しにくい
    金アレの主な原因は、汗などで金属がわずかに溶け出し、それが体(タンパク質)と反応してしまうことです。チタンは、この「溶け出す量」が非常に少ない金属です。
  • 表面に「強力なバリア」を作る
    チタンは空気に触れると、表面にとても硬くて安定した「強力なバリア(酸化皮膜)」を瞬時に作ります。このバリアが、中のチタンが直接肌に触れたり、溶け出したりするのを防いでくれるんですよ。

チタンは金アレを起こしにくいだけでなく、とても丈夫で安定した素材なんです。だから、長時間身につける「つけっぱなし」の用途に適していると言われます。

理由2:16Gという「太さ」のメリット

もう一つの理由は、16Gという「太さ」です。 細すぎるピアス(20Gなど)をつけっぱなしにすると、ホールがその細さに合わせて縮んでしまうことがあります。 16G程度の適度な太さがあると、ホールが安定しやすく、塞がりにくいというメリットがあります。

つけっぱなしにするための「3つの条件」

ただし、誰でもどんなチタンピアスでもOK、という訳ではありません。 安全につけっぱなしにするためには、3つの条件をクリアしているか確認してみてください。

条件1:ピアスホールが完全に安定している

これが一番大切です。 ホールがあいてから数ヶ月経っていても、まだ汁が出たり、赤みが出たりする場合は「未完成」です。 つけっぱなしにすると、内部で汚れが固まり、トラブルの原因になります。

最低でも半年~1年は様子を見て、ホールの中までしっかり皮膚ができた「完成したホール」であることが大前提です。

条件2:素材は「サージカルチタン」を選ぶ

「チタンポスト」や「チタン加工」と書かれているものには注意が必要です。 ポスト(軸)だけがチタンだったり、表面に色付け(コーティング)がされていたりすると、その部分が肌に合わないこともあります。

つけっぱなしにするなら、軸もキャッチも、肌に触れるすべてが「サージカルチタン(ASTM F-136)」「純チタン」でできているものが安心です。

条件3:形状はシンプルで引っかからないもの

つけっぱなしにすると、寝る時も着替える時も一緒です。 大きな飾りがついていたり、チェーンが垂れ下がっていたりすると、無意識に引っかけてホールを傷つける危険があります。

  • 形状:スタッドタイプ(一粒石など)や、小さなフープタイプ
  • キャッチ:ネジ式(インターナル)や、カチッと留まるセグメントリングなど、外れにくくシンプルなもの

これらがおすすめです。

重要な「衛生管理術」:つけっぱなし中のケア

チタンが安全な素材だからといって、ケアをしなくて良い訳ではありません。 つけっぱなしで一番怖いのは、金属の問題よりも「汚れ」です。

毎日の基本ケア(入浴時)

ホールが安定していれば、毎日外して消毒する必要はありません。 大切なのは、お風呂での「毎日の洗浄」です。

汚れが溜まりやすい場所

特に意識して洗ってほしいのは、以下の部分です。

  • ホールの入口と出口
  • キャッチと肌の間
  • ピアスの飾りと軸の隙間

ここに皮脂や汗、シャンプーの残りなどが溜まりやすいんですよ。

定期的な「お掃除」:外して洗う頻度

毎日のケアに加えて、定期的な「お掃除」も必要です。

どれくらいの頻度で外すべき?

これはホールの状態や体質にもよりますが、つけっぱなしにしていても、2週間~1ヶ月に1回は外して洗うことをおすすめします。 ずっとつけっぱなしだと、ピアスの軸に「垢(あか)」がリング状にこびりついてしまうことがあります。

外した時のピアス本体の洗い方

外したピアスは、中性洗剤(食器用洗剤など)を数滴たらしたぬるま湯に少しつけ置きします。 その後、やわらかい布や綿棒で、軸やキャッチの細かい部分の汚れを優しく拭き取ります。 最後はしっかり水ですすいで、水分を完全に乾かしてから装着してください。

ホール自体のチェックも忘れずに

ピアスを外したついでに、ホールにしこりや赤みがないか、指で触ってチェックする習慣をつけると安心です。

つけっぱなしの「リスク」と注意点

最後に、つけっぱなしに潜むリスクも知っておきましょう。

汚れによるトラブル(かゆみ、におい)

ケアを怠ると、溜まった皮脂や汚れが原因で、雑菌が繁殖しやすくなります。 これが、かゆみや嫌な「におい」の原因になるんです。 チタンだから金アレは大丈夫、と思っていても、汚れによる「かぶれ」や「炎症」は起こる可能性があります。

引っかけるリスク

先ほども触れましたが、特に就寝中は注意が必要です。 寝返りをうった時に枕や髪の毛に引っかけて、ホールを傷つけてしまうことも。 もし痛みを感じたら、すぐにピアスの状態を確認してください。

もし「あれ?」と思ったら

つけっぱなしの途中で、かゆみ、赤み、腫れ、痛みなど、少しでも違和感を感じたら、すぐにピアスを外してください。 そして、ホールとピアスを洗浄し、症状が落ち着くまでピアスは装着しないようにしましょう。 不安な場合は、皮膚科を受診してくださいね。

まとめ:16Gチタンピアスと賢く付き合おう

16Gのチタンピアスは、つけっぱなしにできる心強いアイテムです。 でも、それは「何もしなくて良い」という意味ではありません。

  • ホールが完成していることが大前提
  • 素材はサージカルチタンを選ぶ
  • 毎日の入浴時の「洗浄」と「すすぎ」が命
  • 月に1回程度は外して「お掃除」

大切なのは、チタンを過信せず、ホールを清潔に保つ習慣を持つことです。

私も最初はケアが面倒に感じることもありました。 でも、この習慣を身につけてからは、16Gのつけっぱなしピアスをとても快適に楽しめています。

Lioraでも、つけっぱなしにぴったりの、肌に優しいサージカルチタンを使ったシンプルなピアスをたくさん揃えています。 もしピアス選びに迷ったら、ぜひ覗いてみてくださいね。 あなたのピアスライフが、もっと楽しくなるお手伝いができれば嬉しいです。

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