ファーストピアスは医療用チタン一択!病院でも使われる安全性とは
こんにちは、Liora専属ライターのMioです。
初めてのピアス、楽しみな気持ちでいっぱいですよね。どんなデザインにしようか、どこに開けようか、考えるだけでワクワクすると思います。
でもその一方で、「金属アレルギーは大丈夫かな?」「ホールが膿んだりしないかな?」といった不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
その気持ち、本当によく分かります。何を隠そう、私自身が長年、金属アレルギーに悩まされてきた一人だからです。可愛いと思って買ったピアスが着けられなかったり、無理して着けたら耳が真っ赤に腫れてしまったり…そんな悲しい経験を何度も繰り返してきました。
だからこそ、これからピアスを開けるあなたには、同じような思いをしてほしくない。特に、すべてが決まると言っても過過ではない「ファーストピアス」の素材選びは、慎重すぎるくらいが丁度いいんですよ!
この記事では、なぜファーストピアスに「医療用チタン」が強く推奨されるのか、その理由と安全性について、私の経験も踏まえながら客観的な情報に基づいて詳しく解説していきます。
ファーストピアス選びが重要な理由とは?
ピアスを開けたばかりの耳は、言ってみれば「デリケートな傷口」と同じ状態です。ピアスホールが皮膚として完全に完成するまでには、数ヶ月かかると言われています。この不安定な期間に、どんな素材のピアスを身に着けているかが、今後のピアスライフを大きく左右します。
この時期に合わない素材を選んでしまうと、以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります。
- かぶれ・かゆみ・炎症: ピアスホール周辺の皮膚が赤く腫れたり、かゆみが出たりします。
- 金属アレルギーの発症: 今までアレルギーがなかった人でも、未完成のホールにアレルギーを起こしやすい金属が触れ続けることで、後天的に金属アレルギーを発症してしまうリスクがあります。
- ホールの不安定化: トラブルが続くと、ホールの完成が遅れたり、最悪の場合、ピアスを諦めなくてはならなくなったりすることも。
一度金属アレルギーを発症すると、完治は難しいと言われています。だからこそ、最初に肌に触れるファーストピアスには、最もトラブルのリスクが低い素材を選ぶことが何よりも大切なんです!
なぜファーストピアスに「医療用チタン」が選ばれるのか
そこで、多くの病院やピアススタジオでファーストピアスとして推奨されているのが「医療用チタン」です。なぜ、この素材がそれほどまでに信頼されているのでしょうか。その理由は、主に3つの優れた特性にあります。
金属アレルギーが起こりにくい
イオン化しにくく、金属が溶け出すのを防ぐため、アレルギー反応のリスクを大幅に低減できます。
高い生体適合性
人工関節やインプラントにも使われ、体が異物と認識しにくいため、傷口であるホールに最適です。
軽くて丈夫
金の約1/4の軽さでホールへの負担を軽減。傷つきにくく錆びないため衛生的で快適です。
金属アレルギーが起こりにくい素材
金属アレルギーは、ピアスに含まれる金属が汗や体液によってイオン化して溶け出し、体内のタンパク質と結合することでアレルギー源(アレルゲン)となり、それを体が「異物」と判断して過剰に反応することで起こります。
チタンは、この「イオン化しにくい」という性質を極めて強く持っています。表面に強力な「不働態皮膜」という膜を瞬時に作り出すことで、汗や体液に直接触れるのを防ぎ、金属イオンが溶け出すのを徹底的にブロックしてくれるのです。
そのため、ニッケルやクロム、コバルトといったアレルギーを引き起こしやすい代表的な金属に比べて、アレルギー反応が起こるリスクを大幅に低減できます。
病院でも採用されるほどの高い生体適合性
「医療用チタン」と呼ばれるからには、もちろん医療現場で広く活用されている実績があります。
具体的には、体内に埋め込む人工関節、インプラント(人工歯根)、心臓のペースメーカー、骨折を固定するボルトなど、非常にデリケートで重要な部分に使われています。これは、チタンが持つ「生体適合性」が非常に高い、という何よりの証拠です。
生体適合性が高いとは、簡単に言うと「身体が異物として認識しにくく、拒絶反応やアレルギー反応を起こしにくい」ということです。傷口であるピアスホールにとって、これほど心強い素材はありません。病院でファーストピアスを開ける際に、チタン製のピアスが標準的に使われることが多いのも、この安全性が高く評価されているからに他なりません。
ちなみに、ピアスに使われる医療用チタンは、JIS規格(日本産業規格)やASTM規格(世界最大規模の標準化団体)で定められた、純度の高い「純チタン(Grade2/JIS2種など)」や、特定の成分で構成された「チタン合金(Ti-6Al-4V ELIなど)」が一般的です。
軽くて丈夫!着け心地の良さも魅力
医療用チタンの魅力は、安全性だけではありません。実用面でも非常に優れています。
まず、特筆すべきはその「軽さ」。体積あたりの重さは、金の約4分の1、ステンレスの約6割しかありません。ファーストピアスは長期間つけっぱなしにするものなので、軽いことでホールへの負担を最小限に抑え、違和感なく快適に過ごすことができます。
さらに、非常に「丈夫」で傷がつきにくいという特徴も持っています。傷は雑菌の温床になりやすいため、傷つきにくいことは衛生面でも大きなメリットです。また、海水や温泉の成分にも強く、錆びたり変色したりする心配がほとんどないため、日常生活で気を遣う必要がないのも嬉しいポイントです。
「チタン」と「サージカルステンレス」の違いは?
ファーストピアスや金属アレルギー対応ピアスを探していると、「サージカルステンレス(SUS316L)」という素材もよく目にしますよね。こちらも医療用メスやハサミに使われるなど、アレルギーが起こりにくい優れた素材であることは間違いありません。
では、チタンとは何が違うのでしょうか。
| 項目 | 医療用チタン | サージカルステンレス |
|---|---|---|
| 主成分 | チタン (ほぼ100%) | 鉄 (合金) |
| アレルギー原因物質 | ニッケル等を含まない | ニッケル等を微量に含む |
| 安全性 | ◎ より純粋でアレルギーリスクが極めて低い | ○ アレルギーは起こりにくいがゼロではない |
| 軽さ | ◎ 非常に軽い (ステンレスの約6割) | △ チタンより重い |
最大の違いは、その成分にあります。サージカルステンレスは「鉄」を主成分とした「合金」で、アレルギーの原因となりやすいニッケルやクロムが微量に含まれています。特殊な製法でこれらの金属が溶け出しにくいようにはなっていますが、含有量がゼロというわけではありません。
一方、医療用として使われる純チタンは、その名の通りほぼ100%がチタンで構成されています。そのため、ニッケルアレルギーなど、特定の金属に強いアレルギー反応が出てしまう方にとっては、チタンの方がより安心感のある選択肢と言えるでしょう。
もちろん、サージカルステンレスも非常に優秀な素材です。ただ、「これから初めてピアスを開ける」「アレルギーのリスクを限りなくゼロに近づけたい」という状況においては、より純粋な素材である医療用チタンに軍配が上がると言えます。
医療用チタンのファーストピアスを選ぶ際の注意点
いざ「医療用チタンのピアスを探そう!」と思っても、いくつか注意すべき点があります。後悔しないために、以下の3つのポイントを必ずチェックしてください。
-
「純チタン」か「チタン合金」かを確認する
商品説明をよく読み、素材の規格(JIS2種、ASTM F-136など)が明確に記載されているか確認しましょう。 -
ピアスの形状と軸の太さもチェック
シンプルで引っかかりにくい「スタッドタイプ」で、軸の長さや太さが適切なものを選びましょう。 -
信頼できる販売店で購入する
ポストだけでなく全てのパーツがチタン製の「オールチタン」製品を、専門的な知識を持つお店で選びましょう。
「純チタン」か「チタン合金」かを確認する
「チタン製」と書かれていても、その中身は様々です。先ほども少し触れましたが、ピアスに使われる医療グレードのチタンには、主に「純チタン」と「チタン合金」があります。
- 純チタン: JIS規格の2種(TP340)やASTM規格のGrade2などが一般的。不純物が少なく、アレルギーのリスクが最も低いとされています。
- チタン合金: ASTM F-136という規格の「Ti-6Al-4V ELI」などが有名。強度を高めるためにアルミニウムやバナジウムが含まれていますが、これらも生体適合性が確認された安全な素材です。
ファーストピアスとしては、どちらを選んでも問題ないとされていますが、特に敏感肌で心配な方は「純チタン」や「JIS2種」「ASTM F-67」といった表記のあるものを選ぶと、より安心かもしれません。購入する際は、商品説明をよく読み、素材が明確に記載されているかを確認しましょう。
ピアスの形状と軸の太さもチェック
ファーストピアスは、素材だけでなく形状も重要です。
- 形状: 引っかかりにくく、ホールを清潔に保ちやすい、シンプルな「スタッドタイプ」が基本です。
- 軸の長さ(有効軸長): 開けたての耳は腫れることを想定し、少し余裕のある長さ(8mm程度)が推奨されます。
- 軸の太さ(ゲージ): 一般的には16G(約1.2mm)や18G(約1.0mm)が使われます。細すぎるとホールが不安定になりやすいため、病院やスタジオの指示に従いましょう。
デザイン性の高いピアスは、ホールが完成してからのお楽しみに取っておくのが賢明です。
信頼できる販売店で購入する
残念なことに、安価なピアスの中には「チタンポスト」と表記し、肌に触れるポスト部分だけがチタンで、キャッチや飾りの部分は他の金属(アレルギーを起こしやすい合金など)が使われているケースも少なくありません。
ファーストピアスは、ヘッドからポスト、キャッチまで、すべてが医療用チタンで作られた「オールチタン」「フルチタン」と呼ばれる製品を選ぶようにしてください。
そのためにも、素材証明をきちんと提示していたり、金属アレルギーについて専門的な知識を持っていたりする、信頼できるブランドや専門店で購入することが非常に大切です。
【厳選】ファーストピアスにおすすめのチタンピアス5選
【金属アレルギー対応 純チタン ファーストピアス 16G(ロングポスト/カラーストーン)[HIBINOI]】
おすすめポイント
- 16G(約1.2mm)の軸太でファーストピアスに適したサイズ感です。
- ロングポストを選べるため、腫れやすい初期でも圧迫しにくく衛生的に保てます。
- 純チタン製で金属アレルギーに配慮されたつけっぱなし向け設計です。
- 小粒ストーンで上品に輝き、職場や学校でも使いやすいデザインです。
- レビュー件数が多く満足度が高い評価(★4.2以上)で安心して選べます。
【金属アレルギー対応 純チタン ファーストピアス 16G(天然ダイヤ0.06ct・ロングポスト)[HIBINOI]】
おすすめポイント
- 純チタン×天然ダイヤの組み合わせで、初期から高級感のある仕上がりです。
- 16G・ロングポストで初期のむくみに配慮し、清潔を保ちやすい仕様です。
- つけっぱなしOKの作りで、初心者でも管理しやすいのが魅力です。
- 鏡面仕上げで引っかかりが少なく、毎日の着脱ストレスを軽減します。
- 多数の高評価レビューで品質面の安心感があります(★4.2以上)。
【金属アレルギー対応 チタン ラブレット(16G/インターナル)[BODYWELL]】
おすすめポイント
- 裏側フラットのラブレット型でマスクや髪に引っかかりにくく、初期ケアがしやすいです。
- G23相当のチタン素材で、金属アレルギーに配慮した安全設計です。
- インターナル(内ネジ)構造で装着時に皮膚を傷つけにくいのが特長です。
- サイズや軸長の選択肢が豊富で、自分の耳に合ったフィット感を得られます。
- レビュー評価★4.78(36件)と満足度が高く、リピート購入の声も多いです。
【なでしこスタイル 純チタン セカンド兼用ピアス(小粒ジュエル)】
おすすめポイント
- 肌に触れる部分が純チタンの設計で、敏感肌の方にも配慮されています。
- つけっぱなしで過ごしやすい軽さと小粒デザインで日常使いに最適です。
- ファーストからの移行期(セカンド)に使いやすく、炎症がおさまったとの声もあります。
- シンプルなストーンで清潔感があり、オフィスや学校でも浮きません。
- レビューで高評価(★4.2以上)かつリピート購入が多く、品質に定評があります。
【G23チタン ラブレットシャフト(16G)[ボディピアス専門店]】
おすすめポイント
- 16Gのフラットバックで寝返り時の負担が少なく、初心者にも扱いやすい形状です。
- チタン素材でつけっぱなし運用に向き、初期のケア時間を短縮できます。
- シンプル構造で消毒・洗浄がしやすく、衛生面の管理が容易です。
- 交換用シャフトとしても使え、長さ調整でフィット感を最適化できます。
- リピート購入が多い人気定番で、レビューでも使い勝手の良さが支持されています。
まとめ
今回は、ファーストピアスに医療用チタンが最適な理由について解説しました。
- ピアスホールは完成までデリケートな傷口と同じ
- 医療用チタンは金属イオンが溶け出しにくく、アレルギーリスクが極めて低い
- 人工関節にも使われるほど生体適合性が高く、体に優しい
- 軽くて丈夫なため、ホールへの負担が少なく衛生的
- 選ぶ際は「素材の規格」「形状」「信頼できる販売店」を必ずチェック
私自身、金属アレルギーでアクセサリーを諦めかけていた時期がありました。たくさんの素材を試しては失敗し、そのたびに落ち込んだものです。そんな中で、最終的に安心して身に着けられるようになったのが、この記事でご紹介したサージカルチタンをはじめとする、肌に優しい素材でした。
これからピアスを開けるあなたが、私のような遠回りをする必要はありません。最初のパートナーであるファーストピアスに、ぜひ信頼できる素材を選んであげてください。それが、きっと快適で楽しいピアスライフへの一番の近道になるはずです。
あなたのピアスデビューが、素晴らしいものになることを心から願っています!
もしよろしければ、選択肢の一つとして、私たちLioraで取り扱っているサージカルチタン製のピアスもご覧になってみてください。素材の品質にこだわり、ファーストピアスにも適したシンプルなデザインも揃えていますので、個人的には良い選択肢の一つだと感じています。
【ご紹介】金属アレルギーにおすすめのチタンピアス
記事の途中ですが紹介させて下さい。
「ピアスをつけると痒くなる」「赤くなってしまう」——
そんな金属アレルギーの悩みを持つ方に人気なのが、チタン素材のピアスです。
医療器具にも使われるほど肌にやさしく、毎日つけっぱなしでも安心。
Lioraは、肌にやさしいピアスに特化したブランドです。
サージカルチタン(医療用チタン)を使用したピアスを展開しており、
シンプルで上品なデザインが多く、金属アレルギー対策とおしゃれを両立できます。
実際のラインナップもぜひご覧ください。
毎日つけっぱなしでも安心できるピアスをご紹介
Lioraでは、医療用グレードのサージカルチタンを使用したピアスを展開しています。
肌にやさしく、シンプルで上品なデザインが多いため、
ファーストピアスとしても、普段使いとしてもおすすめです。
こんな方におすすめ
- ピアスホールを安定させたい
- はじめてのピアスで痒くならないか心配
- お風呂や寝るときもつけっぱなしにしたい
- 金属アレルギーでも安心して使いたい
- シンプルで上品なデザインのピアスが欲しい
Lioraのチタンピアス ラインナップ

Baguette Step Bar|バゲット・ステップ バー
¥3,480

Classic Stud|クラシック・スタッド
¥2,800

Cross Pave Huggie|クロス・パヴェ フープ
¥5,380

Everyday Huggie|エブリデイ・フープ
¥1,780

Five-Petal Bloom|ファイブペタル・ブルーム
¥3,980

Glimmer Pave Huggie|グリマー・パヴェ フープ
¥5,980

Granule Square Bar Labret|グラニュール スクエア バー ラブレット
¥3,200

Half-Heart CZ|ハーフハート CZ
¥3,450

Heart CZ Center Labret|ハート CZ センター ラブレット
¥3,850

Milky Way Arc|ミルキーウェイ アーク
¥3,600

Mini Pave Huggie|ミニ・パヴェ フープ
¥4,480

Mini Square Duo Labret|ミニ スクエア デュオ ラブレット
¥3,480

Petite Blossom Cluster|プチ・ブロッサム クラスター
¥3,850

Petite Heart Labret|プチ ハート ラブレット
¥3,200

Prong Solitaire|プロング・ソリテール
¥2,800

Quad CZ Labret|クアッド CZ ラブレット
¥3,850

Ribbon Bow|リボン・ボウ
¥3,200

Ribbon Knot Labret|リボン ノット ラブレット
¥3,480

Round Accent Labret|ラウンド アクセント ラブレット
¥1,280

Tiny Metal Plate Labret|タイニー メタルプレート ラブレット
¥3,200

Twinkle Star Labret|トゥインクルスター ラブレット
¥3,850

















































