太めの軸でホールを安定させたい!そんな時はチタン製ピアスを

太めの軸でホールを安定させたい!そんな時はチタン製ピアスを

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Liora専属ライターのMioです。

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「ピアスホールを開けてから数ヶ月経つのに、なんだかまだ安定しない…」「普段使いの細いファッションピアス、ホールが縮んでしまわないか少し心配」。そんな風に感じたことはありませんか?

その気持ち、とてもよく分かります。私も昔、ピアスのホールがなかなか完成しなくて、何度もトラブルを繰り返した経験があるんです。細くて華奢なデザインのピアスは確かに可愛いのですが、そればかり着けていると、いつの間にかホールが不安定になってしまうことも。

そんな悩みを抱えていた私が、様々な情報を集め、試していく中でたどり着いたのが「ある程度の太さがある、肌に優しい素材のピアス」を日常的に使うことでした。

この記事では、なぜ「太めの軸」がピアスのホールを安定させるのに役立つのか、そして、その素材としてなぜ「チタン」がおすすめなのかについて、私の経験も交えながら、客観的な情報に基づいて詳しくお話ししていきたいと思います。長年の悩みが、少しでも軽くなるきっかけになれば嬉しいです!

ピアスホールが安定しない…考えられる原因とは?

まずは、ピアスホールが不安定になってしまう主な原因について見ていきましょう。ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

頻繁な付け外しのアイコン ピアスを頻繁に付け外しすることによる負担を象徴するアイコン。
頻繁な付け外しによる負担
細いピアス軸のアイコン 細すぎるピアス軸の問題点を象徴するアイコン。
細すぎるピアス軸の問題点
アレルギー反応のアイコン アレルギー反応による炎症を象徴する警告アイコン。
アレルギー反応による炎症

頻繁な付け外しによる負担

ピアスホールは、皮膚にできたトンネルのようなもの。このトンネルの内側に、時間をかけて丈夫な皮膚が作られることで「安定した」状態になります。しかし、ホールが完成する前にピアスを頻繁に付け外しすると、まだデリケートな内側の皮膚を傷つけてしまうことがあります。この小さな傷が、炎症や分泌物の原因となり、安定を遅らせてしまうのです。

細すぎるピアス軸の問題点

市販されているファッションピアスの多くは、デザイン性を重視して軸が細く作られています(ゲージで言うと20G〜22G程度)。こうした細いピアスは手軽で可愛いのですが、日常的に使い続けると、ピアスホールがその細さに合わせて収縮してしまうことがあります。

ホールが小さくなると、少し太めのピアス(例えばファーストピアスなど)を入れる際に内壁を傷つけやすくなります。また、細い軸はホール内で動きやすく、その摩擦が刺激となってトラブルを引き起こす一因にもなり得ます。

アレルギー反応による炎症

見落としがちですが、ピアスの素材が肌に合っていないことも、ホールが安定しない大きな原因の一つです。特定の金属に対してアレルギー反応が起きると、ホール周辺にかゆみ、赤み、腫れ、ただれといった症状が現れます。

こうした炎症が続いている状態では、正常な皮膚が作られにくく、いつまで経ってもホールは安定しません。今まで大丈夫だったのに、ある日突然症状が出ることもあるのが金属アレルギーの難しいところです。

なぜ「太めの軸」がピアスホールの安定につながるの?

では、なぜ不安定なホールには「太めの軸」が良いのでしょうか。それには、ちゃんとした理由があります。

ホールの収縮防止アイコン ピアスの軸がホールを適切なサイズに保つことを示すアイコン。
ホールの収縮を防ぎ
適切なサイズを維持
安定形成サポートアイコン 丈夫な皮膚のトンネルが形成されるのを助けることを示すアイコン。
安定したトンネルの
形成をサポート
清潔を保つアイコン 汚れが溜まりにくく清潔を保ちやすいことを示すアイコン。
汚れが溜まりにくく
清潔を保ちやすい

ホールの収縮を防ぎ、適切なサイズを維持

ピアスホールは、何もしなければ自然と収縮し、塞がろうとする性質があります。特に、細いピアスばかり着けていると、その細さに合わせてホールが小さくなってしまいがちです。

ある程度の太さがあるピアスを装着することで、ホールの内側から適度な圧力がかかり、トンネルの大きさをしっかりと維持することができます。これにより、ホールが意図せず小さくなってしまうのを防ぎ、安定した状態へと導いてくれるのです。

安定したトンネル(皮膚)の形成をサポート

太めの軸は、ホール内でピアスが不必要に動くのを抑えてくれます。ピアスが安定することで、ホールの内壁への余計な摩擦や刺激が減り、デリケートな皮膚がダメージを受けるリスクを低減できます。

刺激が少ない穏やかな環境は、ホールの内側に丈夫で滑らかな皮膚が形成されるのを助けます。しっかりとした皮膚のトンネルが完成すれば、ピアスの付け外しもスムーズになり、トラブルも起こりにくくなります。

汚れが溜まりにくく、清潔を保ちやすい

意外に思われるかもしれませんが、軸の太さは衛生面にも関係します。細すぎる軸とホールの間には、皮脂や古い角質、石鹸カスなどが溜まりやすい隙間ができてしまうことがあります。これらの汚れは雑菌の温床となり、炎症やかぶれの原因になりかねません。

太めの軸でホールを満たしてあげることで、汚れが溜まる隙間を減らし、ホール内を清潔に保ちやすくなるというメリットも期待できるのです。

ホール安定を目指すためのピアス軸の太さ(ゲージ)選び

「太めの軸がいいのは分かったけど、具体的にどのくらいの太さを選べばいいの?」という疑問にお答えします。ピアスの軸の太さは「G(ゲージ)」という単位で表され、数字が小さいほど軸は太くなります。

一般的なファッションピアスの太さ(20G〜22G)

ドラッグストアや雑貨店などで販売されているファッションピアスの多くは、デザイン性を重視して軸が細く作られています(ゲージで言うと20G(約0.8mm)や22G(約0.6mm)が主流です)。非常に細く、華奢なデザインを作りやすいのが特徴です。すでにホールが完全に安定していて、短時間の使用であれば問題ないことが多いですが、不安定な時期に長時間使用するのは避けた方が良いかもしれません。

ホール安定におすすめの太さ(18G〜16G)

ピアスホールを安定させたい、あるいは維持したいという目的であれば、18G(約1.0mm)から16G(約1.2mm)の太さを選ぶのが一般的です。

  • 18G(約1.0mm): ファッションピアスより少し太く、多くのファーストピアスで採用されている太さです。現在ファッションピアスを着けている方が、ホールの安定を目指して次に試す太さとして適しています。
  • 16G(約1.2mm): 軟骨ピアスなどでよく使われるサイズですが、耳たぶのホールをしっかりさせたい場合にも非常に有効です。安定感があり、着けっぱなしにするのにも向いています。

自分のホールに合ったゲージの選び方と注意点

大切なのは、いきなり太すぎるものを選ばないことです。細いピアスに慣れたホールに、無理に太い16Gのピアスを挿入しようとすると、ホールを傷つけてしまう可能性があります。

まずは、普段お使いのピアスより少しだけ太い18Gから試してみるのが良いでしょう。もしファーストピアスの太さが分かるなら、それに近いものを選ぶのも一つの方法です。挿入する際は、ワセリンや軟膏などを少量つけると滑りが良くなります。少しでも痛みや抵抗を感じる場合は、無理をせず、さらに細いものから試すようにしてください。

なぜ素材は「チタン」が良い選択肢なの?

軸の太さと並んで、いや、それ以上に重要なのがピアスの「素材」選びです。特にホールが不安定な時期は、できるだけ身体に優しく、トラブルのリスクが少ない素材を選ぶことが大切です。そこで注目したいのが「チタン」です。

金属アレルギーが起こりにくい、その理由

チタンが金属アレルギーを引き起こしにくいとされる最大の理由は、空気中や体内の水分に触れると、表面に「不働態皮膜」という非常に強固で安定した酸化膜を瞬時に形成する性質にあります。

チタンの不働態皮膜の模式図 汗などの外部刺激が、チタン表面の「不働態皮膜」というバリアにブロックされ、内部のチタンイオンが溶け出すのを防いでいる様子を示す図。 チタン本体 不働態皮膜 (バリア) 汗・体液 ブロック!

この膜がバリアのように機能し、内部のチタンが溶け出して金属イオンとなるのを防いでくれます。金属アレルギーは、汗などで溶け出した金属イオンが体内のタンパク質と結合し、それをアレルゲン(異物)と認識することで起こるため、イオンが溶け出しにくいチタンは、アレルギー反応のリスクが極めて低い素材なのです。

軽くて丈夫!着けっぱなしにも向いている

チタンは、驚くほど軽い金属です。その重さは、ステンレスの約60%程度。そのため、長時間ピアスを装着していても、耳への負担が少なく、重みでホールが伸びてしまうといった心配も軽減されます。

また、プラチナに匹敵するほどの強度と耐久性を持ち合わせているため、変形したり傷ついたりしにくいのも大きなメリットです。こうした「軽くて丈夫」という特性は、ホールを安定させるために長期間装着し続ける「着けっぱなしピアス」に非常に向いているんです!

傷がつきにくく、衛生的

ピアスの表面にできた目に見えないほどの小さな傷は、雑菌が繁殖する原因となります。チタンは硬度が高く、日常的な使用で傷がつきにくい素材です。そのため、表面を滑らかに保ちやすく、雑菌の付着や繁殖を抑えることができます。衛生的に使い続けられる点も、デリケートなピアスホールにとっては嬉しいポイントです。

チタン製ピアスを選ぶ際のポイント

一口に「チタン製」といっても、実は様々な種類があります。安心して使うために、購入する際には以下の点を確認してみましょう。

チタンの種類を確認しよう(純チタンとチタン合金)

チタン製のピアスには、大きく分けて「純チタン」と「チタン合金」があります。

  • 純チタン: JIS規格では1種、2種などがあり、純度99%以上のものを指します。特にJIS規格2種は、他の金属の含有量が極めて少なく、アレルギーリスクを最大限に抑えたい場合に適した素材です。
  • チタン合金(サージカルチタン): チタンをベースに、他の金属(アルミニウムやバナジウムなど)を加えて強度などを高めたものです。特にインプラントや人工骨といった医療分野で使われる「ASTM F-136」という規格に準拠したチタン合金は、生体適合性が非常に高く、安心して使用できる素材として知られています。これがいわゆる「サージカルチタン」や「医療用チタン」と呼ばれるものです。

「チタンポスト」とだけ書かれている商品の中には、ポスト部分以外は他の金属が使われている場合もあるため、アレルギーが心配な方は、全体が純チタンまたはサージカルチタンで作られているかを確認すると、より安心です。

形状のデザインも重要

ホールを安定させる目的で着けっぱなしにするなら、デザインはできるだけシンプルなものがおすすめです。特に、キャッチがネジ式になっている「ストレートバーベル」や「ラブレットスタッド」は、就寝時や着替えの際に引っかかりにくく、紛失の心配も少ないため適しています。

信頼できるブランドやショップで購入する

素材の品質は、見ただけでは判断が難しいものです。だからこそ、素材情報をきちんと公開している、信頼できるブランドや専門店で購入することが大切です。素材の規格(JIS2種やASTM F-136など)を明記しているかどうかは、信頼性を測る一つの基準になるでしょう。

太めの軸でホールを安定させたい!チタン製ピアス5選

【〖金属アレルギー対応〗チタン 高品質ボディピアス ラブレットスタッド 18G/16G/14G(LAB018)】

おすすめポイント

  • 16G・18Gの太め軸を選べて、ホールのサイズ維持と安定に役立ちます。
  • 医療用グレードのG23チタン製で、着けっぱなしにもしっかり配慮された素材です。
  • 裏側フラットのラブレット形状で、引っかかりや寝返り時の負担を軽減します。
  • 3/4/5mmの立て爪ジュエルやカラーが選べ、日常使いでも上品に映えます。
  • 軸長も選択できるため、耳たぶの厚みや腫れ具合に合わせて無理なくフィットできます。

【チタン ピアス スワロフスキー プッシュタイプピアス 18G/16G ラブレットスタッド(1個売り)】

おすすめポイント

  • 16G・18Gの太め軸対応で、日常の“キープ用”としても安心です。
  • プッシュ(差し込み)タイプで着脱が簡単、ネジの開け閉めが苦手な方にも向きます。
  • スワロフスキーのきらめきが上品で、オン・オフ問わず使いやすいデザインです。
  • フラットバックのラブレット形状で、マスクや髪に引っかかりにくく快適です。
  • G23チタン採用で、金属アレルギーに配慮したつけっぱなし用として心強いです。

【チタン ラブレットピアス 14G/16G(G23)】

おすすめポイント

  • 16G(1.2mm)・14G(1.6mm)から選べる太め軸で、ホールの収縮を予防しやすいです。
  • 医療用グレードのG23チタン製で、汗や水に強く日常使いに適しています。
  • シンプルなラブレット形状で、就寝時やマスク着脱時も負担が少ないのが魅力です。
  • 軸長を選べるため、耳たぶの厚みやコンディションに合わせてフィット調整が可能です。
  • ベーシックで飽きがこず、セカンド〜普段使いの“軸キープ”ピアスとして優秀です。

【ラブラドライトクリスタル セカンドピアス 日本製 純チタン 太軸(片耳)】

おすすめポイント

  • 16G・18Gの太軸展開で、ホールのサイズ維持を助けながら上品な天然石を楽しめます。
  • ポスト&キャッチが純チタンのため、肌あたりがやさしく普段使いに適しています。
  • ロングポスト設計で薬の塗布や洗浄がしやすく、衛生的に管理しやすい仕様です。
  • 片耳売りなので必要数のみ買い足せ、左右非対称のアレンジにも対応します。
  • 天然石のニュアンスがさりげなく映え、つけっぱなしでも飽きのこないデザインです。

【つけっぱなし ジュエル セカンドピアス 日本製 2.5/3/4mm 純チタン 太軸(片耳)】

おすすめポイント

  • 16G・18G・20Gから選べ、ホールの状態に合わせて“ちょい太め”キープがしやすい設計です。
  • ポスト&キャッチが純チタンで、金属アレルギーに配慮したつけっぱなし運用に向きます。
  • 2.5/3/4mmのジュエルサイズを用意し、目立ち過ぎない控えめな華やかさを加えられます。
  • フラット気味の後ろ側で引っかかりを抑え、日常のストレスを軽減します。
  • 日本製の丁寧な作りで、セカンド〜普段使いの“相棒ピアス”として長く愛用できます。

まとめ

今回は、不安定なピアスホールを安定させるための「太めの軸」と「チタン素材」という選択肢についてお話ししました。

  • 不安定なホールの原因: 頻繁な付け外し、細すぎる軸、金属アレルギーなどが考えられる。
  • 太めの軸のメリット: ホールの収縮を防ぎ、安定した皮膚の形成を助け、衛生的に保ちやすい。
  • おすすめの太さ: 18G(約1.0mm)〜16G(約1.2mm)を目安に、無理なく始められる太さから。
  • チタンの魅力: アレルギーを起こしにくく、軽くて丈夫なため、着けっぱなしピアスに最適。
  • 選び方のポイント: 素材の種類(純チタン、サージカルチタン)を確認し、信頼できるお店で購入する。

ピアスホールの状態は、本当に人それぞれです。焦らず、ご自身のホールとじっくり向き合いながら、いたわってあげることが何よりも大切だと思います。

私自身、金属アレルギーに長年悩み、たくさんの素材を試してきました。その中で、個人的にとても肌に合い、ホールの安定を助けてくれたのがサージカルチタンのピアスでした。あのなめらかな着け心地と、トラブルが起きにくい安心感は、今でもよく覚えています。

もしあなたが、どの素材を選べばいいか迷っているのであれば、選択肢の一つとして、Lioraのサージカルチタン製ピアスを一度ご覧になってみてください。シンプルで、どんな時も着けやすいデザインのものをご用意しています。

この記事が、あなたのピアスライフをより快適にするための、ささやかなヒントになれば幸いです!

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