セカンドピアスは18Gの純チタンを。おすすめと選び方のコツ

セカンドピアスは18Gの純チタンを。おすすめと選び方のコツ

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セカンドピアスは18Gの純チタンを。おすすめと選び方のコツ
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こんにちは。Liora専属ライターのMioです。
ファーストピアスを無事に卒業されて、これからどんなピアスでおしゃれを楽しもうか、ワクワクしている頃でしょうか。その気持ち、とてもよく分かります。私も昔、キラキラしたピアスを眺めながら、心躍らせていました。

でも同時に、「まだホールが不安定だけど、どんなピアスなら大丈夫かな?」「金属アレルギーが心配…」といった不安もありませんか?

セカンドピアスは、これから長く続くピアスライフの土台を作る、とても大切なステップです。ここで何を選ぶかによって、ホールの状態や今後の楽しみ方が大きく変わることもあります。

この記事では、金属アレルギーに長年悩んだ私の経験も踏まえながら、なぜセカンドピアスに「18Gの純チタン」がおすすめなのか、そして後悔しないための選び方のコツについて、客観的な情報に基づいて詳しくお話ししていきます。

あなたのセカンドピアス選びの不安が、少しでも軽くなれば嬉しいです。

セカンドピアス選びが、あなたのピアスライフを決める理由

ファーストピアスを外したばかりのピアスホールは、一見完成しているように見えても、実はまだ皮膚が薄く、とてもデリケートな状態です。個人差はありますが、ホールの内側の皮膚が完全に安定するには、数ヶ月から1年ほどかかるとも言われています。

セカンドピアスは、この不安定な時期を健やかに乗り越え、丈夫で美しいピアスホールを完成させるための「支え」となる重要な役割を担っています。

もし、この時期に合わないピアスを選んでしまうと、

  • 金属アレルギーの発症
  • 炎症や化膿などのトラブル
  • ピアスホールの縮小や歪み

といった問題につながる可能性があります。だからこそ、デザインの好みだけで選ぶのではなく、「太さ(ゲージ)」「素材」「形状」という3つのポイントをしっかり押さえることが大切なのです。

なぜ「18G」がセカンドピアスにおすすめなの?

セカンドピアスを選ぶ上で、まず最初に考えたいのがピアスの「太さ」です。専門的には「ゲージ(G)」という単位で表されます。

ゲージ(G)とは?ピアスの太さを理解しよう

ゲージは数字でピアスの軸の太さを示しますが、少し特徴的なのは「数字が小さいほど軸が太く、数字が大きいほど軸が細い」という点です。

ピアスゲージの太さ比較図 14G, 16G, 18G, 20Gのピアスの軸の太さを視覚的に比較した図。14Gが最も太く、20Gが最も細いことを示しています。 14G 1.6mm 16G 1.2mm 18G 1.0mm 20G 0.8mm 細い
数字が小さいほど太く、大きいほど細くなります。

病院で開けるファーストピアスは、一般的に16G(約1.2mm)や14G(約1.6mm)といった太めのものが使われます。これは、安定したしっかりとしたホールを作るためです。

一方で、市販されているファッションピアスの多くは、20G(約0.8mm)やそれよりも細いものが主流です。

18Gを選ぶべき、2つの大きなメリット

ファーストピアス(16G)を外していきなり細いファッションピアス(20G)を着けてしまうと、ピアスホールはあっという間にその細さに合わせて縮んでしまいます。

一度縮んでしまったホールを、後から元の太さに戻すのはとても大変です。そこで、セカンドピアスとして「18G(約1.0mm)」を選ぶことには、大きなメリットがあります。

  1. ホールの縮小を防ぎ、安定を促す
    16Gから20Gへの中間サイズである18Gを選ぶことで、ホールが急激に縮んでしまうのを防ぎます。適度な太さを保つことで、ホールの皮膚がしっかりと作られるのを助け、安定した状態へと導いてくれるのです。
  2. 将来の選択肢を広げる
    18Gのホールが完成すれば、それより細い20Gのファッションピアスはもちろん、海外デザインに多い18Gのピアスも楽しむことができます。将来的に様々なデザインのピアスをスムーズに着けられるようにするための、いわば「準備期間」として最適な太さと言えるでしょう。

なぜ「純チタン」がセカンドピアスに最適な素材なの?

セカンドピアス選びで、太さと同等、あるいはそれ以上に重要なのが「素材」です。特に金属アレルギーが心配な方にとっては、最もこだわりたいポイントだと思います。

そもそも、金属アレルギーはなぜ起こる?

金属アレルギーは、汗や体液によって金属から溶け出した「金属イオン」が、体内のタンパク質と結合し、それを体が「異物」と認識することで引き起こされるアレルギー反応です。

ピアスホールは、皮膚に穴が開いている状態。特に安定する前のホール内は、皮膚が薄く外部からの刺激に非常に敏感です。そのため、金属イオンが体内に侵入しやすく、金属アレルギーを発症するリスクが他のアクセサリーに比べて高いと考えられています。

純チタンが肌に優しく、アレルギーを起こしにくい理由

数ある金属素材の中で、なぜ「純チタン」がこれほどまでに推奨されるのでしょうか。それには明確な科学的根拠があります。

純チタンは、

  • 金属イオンが溶け出しにくい(イオン化しにくい)
  • 表面に強力な「不働態皮膜」を形成する

という2つの大きな特徴を持っています。

純チタンの不働態皮膜のバリア機能 純チタンが不働態皮膜というバリアを形成し、汗や体液による金属イオンの溶出を防ぐ様子を示した図。 純チタン 不働態皮膜(バリア) 汗・体液 (金属イオン) ブロック!
強力なバリアが、アレルギーの原因から肌を守ります。

この「不働態皮膜」は、酸素に触れると瞬時に作られる、非常に安定した薄い膜です。この膜が強力なバリアとなり、内部のチタンが汗や体液に直接触れるのを防ぎます。その結果、アレルギーの原因となる金属イオンがほとんど溶け出すことがなく、アレルギー反応を極めて起こしにくいのです。

この生体適合性の高さから、純チタンは人工関節やインプラントといった、体内に埋め込む医療機器にも広く使用されています。デリケートなセカンドピアスの時期に、これほど安心できる素材は他にないと言っても過言ではありません。

知っておきたい「チタン」と「純チタン」の違い

ここで一つ、注意したい点があります。それは、「チタンポスト」「チタン製」と書かれているものが、必ずしも「純チタン」ではない可能性があるということです。

安価なピアスの中には、アレルギーの原因となりやすいニッケルやコバルト、クロムなどを含む「チタン合金」が使われている場合や、ポスト部分(軸)だけがチタンで、肌に触れるヘッドやキャッチは他の金属というケースもあります。

金属アレルギーのリスクを最大限に避けるためには、JIS規格で定められた「純チタン(99.4%以上)」や「サージカルチタン」と明記されているものを選ぶことが非常に重要です。

後悔しない!セカンドピアスの選び方5つのコツ

ここまでの内容を踏まえて、セカンドピアスを選ぶ際にチェックしたい具体的な5つのコツをまとめました。

  • 軸の太さは「18G」を選ぶ

    まずは基本の「太さ」です。ピアスホールの安定と、将来の選択肢を狭めないためにも、18G(約1.0mm)を選びましょう。

  • 素材は「純チタン」にこだわる

    アレルギーのリスクを最小限にするため、素材は「純チタン」や「サージカルチタン」と明記されたものを選びましょう。肌に触れるすべてのパーツが純チタン製であるかを確認することが大切です。

  • 形状は引っかかりにくいシンプルなものを

    セカンドピアスの時期は、まだホールが傷つきやすい状態です。就寝時や着替えの際に引っかかりにくい、以下のようなシンプルなデザインが適しています。

    • ストレートバーベル: まっすぐな軸の両端にボールがついた、最も基本的な形。
    • ラブレットスタッド: 片側がフラットなディスク状になっており、引っかかりが少なく、マスクの着脱時も邪魔になりにくいのが特徴です。

    大ぶりのデザインや、チェーンが揺れるようなタイプは、ホールが完全に安定してからのお楽しみに取っておきましょう。

  • 軸の長さ(内径)も忘れずにチェック

    意外と見落としがちなのが、ピアスの軸の有効な長さ(内径)です。耳たぶの厚みは人それぞれ。短すぎると耳を圧迫してトラブルの原因になりますし、長すぎると余計に引っかかりやすくなります。

    一般的な耳たぶの厚さは6mm前後と言われていますが、少し腫れることも考慮して、軸の長さに1〜2mm程度のゆとりがあるものを選ぶのがおすすめです。まずはご自身の耳たぶの厚さを定規で測ってみると良いでしょう。

  • つけっぱなしにできる構造を選ぶ

    ピアスホールが安定するまでは、できるだけピアスをつけっぱなしにしておくことが推奨されます。頻繁に着け外しをすると、そのたびにホール内を傷つけてしまう可能性があるからです。

    そのため、キャッチが外れにくい「ネジ式」のものがおすすめです。ボールやディスクをくるくると回して固定するタイプなので、知らない間に落としてしまう心配も少なくなります。

セカンドピアスは18Gの純チタンを。おすすめ5選

①【純チタン ピアス 18G インターナルラブレット(JEWEL’s)】

おすすめポイント

  • 18G(1.0mm)対応で、ホールが安定しやすい太さをしっかり確保できます。
  • インターナル(内ねじ)仕様のため、装着時に傷つきにくくセカンドに適しています。
  • 純チタン製で金属アレルギーに配慮され、つけっぱなし運用にも向きます。
  • シャフト長やボールサイズが選べ、耳たぶの厚みや好みに合わせて調整可能です。
  • シンプルで目立ちにくいデザインのため、仕事や学校でも使いやすいです。

②【純チタン ワンタッチセグメントリング 18G(JEWEL’s)】

おすすめポイント

  • 18Gのヒンジ付きリングで、片手でも開閉しやすく毎日の着脱が快適です。
  • 純チタン製で汗や水に強く、長時間つけっぱなしでも変色しにくいです。
  • エッジが滑らかで引っかかりが少なく、ホールの負担を軽減します。
  • イヤーロブはもちろん、ヘリックスなど多部位で使える汎用性があります。
  • ミニマルなリングは清潔感があり、男女問わず合わせやすいです。

③【純チタン キャプティブビーズリング 18G(e-rubby)】

おすすめポイント

  • 18G対応の定番CBRで、丸みのある形状がホールに優しくフィットします。
  • 純チタン素材のためニッケルフリーで、敏感肌でも使いやすいです。
  • 内径サイズが選べ、耳たぶの厚みに合わせて最適なフィット感を得られます。
  • シンプルで清潔感のあるシルバーカラーが日常使いに最適です。
  • 留め具はビーズ1点のみで構造が単純、ケアや洗浄がしやすいです。

④【日本製 純チタン 一粒ボールピアス 2.5–4mm/16G・18G・20G対応(PIENA)】

おすすめポイント

  • 選べるゲージに18Gがあり、セカンド期に最適な太さを選択できます。
  • 純チタンポスト&日本製で、品質面での安心感が高いです。
  • 小粒ボール(2.5–4mm)が耳元に馴染み、就寝時も邪魔になりにくいです。
  • シンプルでオン・オフ問わず使え、初めてのセカンドにも取り入れやすいです。
  • ペア販売でコスパが良く、予備としても持っておけます。

⑤【純チタン つけっぱなし対応 一粒スタッド(なでしこスタイル)】

おすすめポイント

  • 金属が触れる部分はすべて高純度チタンで、肌荒れを起こしにくい設計です。
  • つけっぱなしを想定した作りで、セカンド期の安定維持に役立ちます。
  • 小ぶりな一粒タイプは引っかかりが少なく、日常生活でストレスがありません。
  • 国内工房の丁寧な仕上げで、角のない滑らかな着け心地です。
  • カラーバリエーション(石の色)も選べ、さりげないおしゃれが楽しめます。
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