セカンドピアスは純チタン×16Gが正解!ホールを安定させる理由

セカンドピアスは純チタン×16Gが正解!ホールを安定させる理由

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こんにちは、Liora専属ライターのMioです。

ファーストピアスを外す瞬間って、ドキドキとワクワクが入り混じった特別な気持ちになりますよね。これからどんなピアスをつけようかな、とおしゃれの幅が広がる楽しみがある一方で、「ホールはちゃんと安定するかな?」「金属アレルギーは大丈夫かな?」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

その気持ち、すごくよく分かります。何を隠そう、私自身も長年金属アレルギーに悩んできました。昔、セカンドピアス選びを少しだけ甘く見ていて、デザインだけで選んでしまった結果、ホールがなかなか安定せずに、かゆみや赤みに悩まされた経験があるんです。

そんな経験を経て、素材やピアスの仕様について色々と調べるうちに、セカンドピアスがいかに大切か、そして「素材」と「太さ」がホールを安定させる上で重要な鍵になることを知りました。

この記事では、そんな私の経験も踏まえながら、なぜセカンドピアスに「純チタン」と「16G」の組み合わせが良いとされるのか、その理由を客観的な情報に基づいて詳しく解説していきます。

セカンドピアス選びで迷っているあなたの、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

セカンドピアスの重要性とは?ファーストピアスとの違い

まず初めに、セカンドピアスの役割と、ファーストピアスとの違いについて整理しておきましょう。この違いを理解することが、適切なピアス選びの第一歩になります。

セカンドピアスの最も大切な役割は、「未完成なピアスホールを、丈夫で安定した状態へと完成させること」です。

ファーストピアスを外した直後のホールは、表面上は穴が空いているように見えても、内側の皮膚はまだ薄く、非常にデリケートな状態。いわば「トンネル工事がまだ終わっていない状態」です。この時期に適切なピアスを着けていないと、ホールが塞がってしまったり、傷がついてトラブルの原因になったり、ホールの内側が綺麗に仕上がらなかったりします。

ファーストピアスが「ホールの道筋をつくる」ためのものだとすれば、セカンドピアスは「その道筋をしっかりと舗装し、固める」ための重要な期間を担っているのです。

ファーストピアス セカンドピアス
目的 新しくピアスホールを作る ホールを安定させ、完成させる
装着期間 約1〜3ヶ月 約1ヶ月〜(安定するまで)
素材 医療用素材(チタン、サージカルステンレス等)が必須 ファーストピアス同様、肌に優しい素材が強く推奨される
形状 引っかかりにくいシンプルなスタッドタイプ シンプルなものが推奨されるが、選択肢は少し広がる
付け外し 原則として着けっぱなし 安定するまでは、原則として着けっぱなし

このように、セカンドピアスはファッションピアスへ移行するための「準備期間」と「仕上げ期間」を兼ねた、とても大切な存在なんですよ!

なぜセカンドピアスに「純チタン」が推奨されるのか

では、本題であるセカンドピアスの素材について見ていきましょう。数ある素材の中で、なぜ特に「純チタン」が推奨されるのでしょうか。その理由は、主に2つの優れた特性にあります。

理由1:金属アレルギーのリスクを最小限に抑える

セカンドピアスを着ける時期のホールは、まだ皮膚が薄く、外部からの刺激に非常に敏感です。この時期にアレルギーを引き起こしやすい素材に触れていると、金属アレルギーを発症するリスクが高まってしまいます。

金属アレルギーは、汗や体液によってピアスから溶け出した金属イオンが、体内のタンパク質と結合し、それを異物だと認識した体が拒絶反応(アレルギー反応)を起こすことで発生します。

チタンという金属は、表面に「不動態皮膜」という非常に強固で安定した酸化皮膜を瞬時に形成する特性を持っています。この皮膜がバリアのように機能し、金属イオンが汗などに溶け出すのを防いでくれるため、金属アレルギーのリスクが極めて低いとされています。

その高い生体適合性から、人工関節やインプラントといった医療分野でも広く使用されており、人体への優しさは折り紙付きです。

純チタンの特性図解 純チタンが持つ「不動態皮膜によるアレルギーリスク低減」と「軽量性」を表現したイラスト。 イオンをブロック 純チタン 不動態皮膜 羽のように軽い

「純チタン」と「チタン合金」の違い

ここで少し注意したいのが、「純チタン」と「チタン合金」の違いです。

  • 純チタン: 99%以上がチタンで構成されるもの。JIS規格では1種〜4種に分類されます。アクセサリーには、加工しやすい2種などがよく用いられます。
  • チタン合金: チタンに他の金属(アルミニウム、バナジウムなど)を加えて強度などを高めたもの。

セカンドピアスのように、特に肌への優しさが求められる場面では、不純物が少なく、よりアレルギーリスクの低い「純チタン」を選ぶことが一つの安心材料になります。

理由2:軽くて丈夫!着けっぱなしに最適

セカンドピアスは、ホールが安定するまで長期間着けっぱなしにするのが基本です。そのため、着けていることを忘れるくらいの「軽さ」は、とても重要なポイントになります。

チタンは、金属の中でも非常に軽い素材です。一般的なアクセサリーに使われるサージカルステンレスと比較して約60%、金やプラチナと比較すると約半分以下の重さしかありません。

この軽さが、まだデリケートなホールへの負担を軽減し、ピアスの重みでホールが下に引っ張られたり、変形したりするのを防ぎます。

さらに、チタンは「軽い」だけでなく、「丈夫で錆びにくい」という特性も兼ね備えています。お風呂やプール、温泉などでも着けっぱなしにできるため、日々の生活で余計なストレスを感じることなく、ホールの安定に集中できるというメリットもあります。

なぜセカンドピアスは「16G」が良いとされるのか

次に、もう一つの重要な要素である「太さ(ゲージ)」についてです。なぜ「16G」が良いのでしょうか。

ゲージ(G)とは?ピアス軸の太さを理解する

ピアスの軸の太さは「ゲージ(G)」という単位で表されます。ここで少し注意が必要なのは、ゲージの数字が小さいほど、軸が太くなるという点です。

ピアスゲージの太さ比較図 14G, 16G, 18G, 20Gのピアスの軸の太さを比較したイラスト。数字が小さいほど太いことを示している。 14G(約1.6mm) 16G(約1.2mm) 18G(約1.0mm) 20G(約0.8mm) 数字が小さいほど太い

一般的なファッションピアスは20G〜18Gが主流です。

  • 14G: 約1.6mm
  • 16G: 約1.2mm
  • 18G: 約1.0mm
  • 20G: 約0.8mm

一般的なファッションピアスの多くは、20G〜18Gで作られています。それに対して、ピアッサーやニードルで開けるファーストピアスは、しっかりとしたホールを作るために16Gや14Gが主流です。

16Gがホール安定に適している理由

ファーストピアスで作られたホールの大きさを維持し、さらに丈夫な皮膚が形成されるのを促すためには、ある程度の太さが必要です。

もし、ファーストピアス(16G)を外した直後に、細いファッションピアス(20Gなど)を着けてしまうと、ホールはピアスの細さに合わせて縮んでいってしまいます。一度縮んでしまったホールは、後から太いピアスを通すのが難しくなるだけでなく、無理に通そうとするとホールを傷つけてしまう原因にもなります。

また、軸が太い方がピアスホール内でピアスが安定しやすく、余計な動きによる刺激を減らすことができます。

16Gは、ファーストピアスからの移行がスムーズであり、かつ、しっかりとした安定したホールを完成させるのに適した太さと言えるのです。将来的に様々なデザインのファッションピアスを楽しむためにも、このセカンドピアスの時期に16Gでホールを安定させておくことは、とても合理的だと言えます。

「純チタン×16G」以外の選択肢と注意点

もちろん、「純チタン×16G」が唯一の正解というわけではありません。他の素材にもそれぞれ特徴がありますので、比較検討してみましょう。

サージカルステンレス316L

医療用メスなどにも使われる素材で、錆びにくく、傷つきにくいのが特徴です。チタンに比べて安価で手に入りやすいというメリットがあります。ただし、サージカルステンレスは鉄を主成分とする合金であり、アレルギーの原因となりやすいニッケルを微量に含んでいます。不動態皮膜によってイオンの溶け出しは抑えられていますが、重度の金属アレルギーの方や、肌が特に敏感な方は注意が必要な場合があります。

貴金属(金・プラチナ)

金(K18など)やプラチナ(Pt900など)は、化学的に安定しており、アレルギー反応を起こしにくいとされる素材です。しかし、注意したいのはその「純度」です。例えば「K18(18金)」は、75%が金で、残りの25%は他の金属(銀、銅、パラジウムなど)が混ぜられています。この混ぜられている金属(割金)がアレルギーの原因になることがあります。また、金やプラチナは比重が重いため、ホールへの負担が大きくなる可能性や、価格が高価であるという側面もあります。

セカンドピアス選びで避けたい素材

ファッションピアスによく使われる素材の中には、セカンドピアスの時期には避けるべきものもあります。特に、ニッケル、コバルト、クロムといった素材や、それらが多く含まれる合金(真鍮など)は、金属アレルギーの3大原因とも言われており、デリケートなホールには刺激が強すぎるため、避けるのが賢明です。

ピアスホールを健やかに安定させるためのポイント

最適なセカンドピアスを選んだら、次は日々のケアが重要になります。ホールを健やかに安定させるための3つのポイントをご紹介します。

1. 適切な期間、着けっぱなしに

最低でも1ヶ月以上、できればホールが完全に安定するまで(個人差はありますが2〜3ヶ月程度)は、就寝時もお風呂の時も着けっぱなしにするのが基本です。頻繁に付け外しをすると、そのたびに未完成のホール内を傷つけてしまい、安定を妨げる原因になります。

2. 清潔を保つための正しいケア

ホールを清潔に保つことは大切ですが、過度な消毒は逆効果になることも。基本のケアは、入浴時にシャワーで優しく洗い流すだけで十分です。石鹸の泡で優しく洗い、しっかりとすすぎ、清潔なタオルで水気を拭き取ってください。

3. トラブルが起きたら病院へ

強いかゆみ、赤み、腫れ、痛み、膿などが出た場合は、自己判断で放置せず、速やかに皮膚科を受診してください。原因を正しく診断してもらい、適切な処置を受けることが、トラブルを長引かせないための最善の方法です。

16Gの純チタン製セカンドピアス5選

【金属アレルギー対応 純チタン ファーストピアス 16G(3mmカラーストーン)[HIBINOI]】

おすすめポイント

  • 16G(約1.2mm)太軸&ロングポストで、安定直後のセカンドピアスに適しています
  • ポスト・キャッチまで「純チタン」素材で金属アレルギーに配慮されています
  • 3mmの一粒カラーストーンが上品に輝き、日常使いに取り入れやすいデザインです
  • 日本製で丁寧に仕上げられており、つけっぱなし運用にも配慮された設計です
  • 長さが選べるため耳たぶの厚みに合わせたフィット感が得られます

【純チタン 16G ハートモチーフ ロングポスト[HIBINOI]】

おすすめポイント

  • 16G(約1.2mm)×ロングポストでホールをやさしく支え、セカンド期に安心です
  • 肌に触れるヘッドまで含めてオール純チタン製で、敏感肌の方にも配慮されています
  • 小ぶりのハートが可憐に映え、オフィスやカジュアルに幅広く合わせやすいです
  • 日本製の高精度な作りで、引っ掛かりを減らしたスムーズな装着感を実現しています
  • 選べるポスト長で個々の耳たぶ厚みに合わせた最適なサイズ選びが可能です

【純チタン 16G 天然ダイヤモンド(合計約0.06ct)ロングポスト[HIBINOI]】

おすすめポイント

  • 16G太軸×ロングポスト設計で、ピアスホールが安定していない時期に心強いです
  • 石座・ポスト・キャッチまで純チタンで、アレルギーリスクに配慮した仕様です
  • 天然ダイヤモンドの上質な輝きで、セカンド期でも上品な存在感を楽しめます
  • 日本製の精巧な石留めで、日常使いでも安心して着用できます
  • シンプルな一粒デザインのため、幅広いシーン・年代にマッチします

【つけっぱなし ボール セカンドピアス 5mm 純チタン 太軸16G[BlueHill]】

おすすめポイント

  • 16G(約1.2mm)太軸の純チタンポストで、安定期のセカンドピアスに適しています
  • 5mmの丸玉が耳たぶにしっかり映え、シンプルでも存在感のある仕上がりです
  • 純チタン製でサビに強く、汗や水に配慮したつけっぱなし運用に向いています
  • ロングポスト仕様で圧迫感を抑え、清潔に保ちやすい構造です
  • 日本製の丁寧な作りで、日常のオン・オフどちらにも使いやすいです

【スリーピングピアス 3mm 天然石 純チタン 太軸16G[BlueHill]】

おすすめポイント

  • 16G太軸×ロングポストで、寝ている間も引っ掛かりを抑えやすい設計です
  • ポストは純チタン製で、金属アレルギーに配慮された安心の素材です
  • 3mmの天然石がさりげなく彩り、セカンド期でも上品なアクセントになります
  • つけっぱなしを想定したシンプル構造で、デイリーに使いやすいのが魅力です
  • 日本製で仕上げが丁寧、ギフトにも選ばれている定番モデルです

まとめ

今回は、セカンドピアスに「純チタン×16G」の組み合わせが良いとされる理由について、詳しく解説してきました。

  • セカンドピアスは、未完成なホールを安定させるための重要な役割を持つ。
  • 「純チタン」は、金属アレルギーのリスクが極めて低く、軽くて丈夫なため、デリケートなホールに最適。
  • 「16G」は、ファーストピアスからの移行がスムーズで、安定した丈夫なホールを作るのに適した太さ。
  • 日々の正しいケアを続けることが、ホールの安定を早める鍵となる。

私自身、様々な素材を試してきましたが、最終的に肌への負担の少なさや、着けていることを忘れるほどの軽さから、チタン製のピアスに落ち着きました。あの、いつまでもジクジクしていたホールが、素材を変えたことで穏やかになっていった時の安堵感は、今でもよく覚えています。

もしあなたがセカンドピアス選びで迷っているなら、選択肢の一つとして、肌に優しく、長く使えるものを選んでみてくださいね!

ちなみに、私がライターとして所属しているLioraでは、まさしく今回ご紹介したような、高品質なサージカルチタンを使用したピアスを取り扱っています。肌への優しさはもちろん、日常使いしやすいシンプルなデザインも揃っているので、個人的には、これが良い選択肢の一つでした、と自信を持ってお伝えできます。

この記事が、あなたの不安を少しでも解消し、安心してピアスライフを楽しむための一助となれば嬉しいです!あなたにぴったりのセカンドピアスが見つかることを、心から願っています。

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