セカンドピアスは太めの純チタンを。ホールをしっかり育てる

セカンドピアスは太めの純チタンを。ホールをしっかり育てる

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こんにちは!Liora専属ライターのMioです。

実は私も、長年金属アレルギーに悩まされてきた一人です。特にピアスの悩みは尽きませんでした。「やっとファーストピアス期間が終わった!」と喜んで、可愛いデザインのセカンドピアスに着け替えた途端、ホールが腫れてしまったり、かゆみが出たり…。そんな経験を何度も繰り返してきました。

その気持ち、本当に良く分かります。

ピアスホールが完成するまでの道のりは、思っているよりもデリケートなものです。特に、ファーストピアスの次につける「セカンドピアス」の選び方が、その後のピアスライフを大きく左右すると言っても過言ではありません。

この記事では、過去の私と同じようにセカンドピアス選びで悩んでいるあなたへ向けて、「なぜ太めの純チタンピアスを選ぶべきなのか」、そして「ピアスホールをしっかり育てるための秘訣」を、私の経験も踏まえながら、客観的な情報に基づいて詳しくお話ししていきます。

セカンドピアスの役割とは?ファーストピアスとの違いを理解しよう

セカンドピアス選びの本題に入る前に、まずはファーストピアスとの役割の違いをしっかり理解しておくことが大切です。それぞれのピアスが、あなたのピアスホールにとってどんな意味を持つのかを知ることで、セカンドピアス選びの重要性が見えてきます。

ファーストピアスとセカンドピアスの役割の違い 左側に家の基礎工事のアイコンと共に「ファーストピアス:ホールの基礎工事」と書かれ、右側には若葉のアイコンと共に「セカンドピアス:ホールの安定化」と書かれた図解。 ファーストピアス ホールの「基礎工事」 セカンドピアス ホールの「安定化」

ファーストピアス:ホールの「基礎工事」

ファーストピアスは、文字通り「ピアスホールの基礎」を作るためのものです。皮膚に穴を開けた直後の、まだ傷口である状態のホールを、まっすぐ綺麗に、そして塞がらないように維持する役割を担っています。

言わば、家を建てる前の「基礎工事」と同じ。この期間にしっかりとした土台を作ることで、その後の安定につながります。だからこそ、医療機関で、太めでアレルギーの起きにくい素材のピアスを使って開けることが推奨されているのですね。

セカンドピアス:ホールの「安定化」

一方、セカンドピアスは、基礎工事が終わった後のホールを、丈夫で安定した状態へと「育てる」ための重要な役割を担います。ファーストピアスの期間が終わっても、実はホールの中はまだ薄い皮膚が張っただけの、とてもデリケートな状態。見た目には問題なさそうでも、ちょっとした刺激で傷がつきやすく、トラブルも起こりがちです。

この時期は、ファッション性を楽しむことよりも、ホールの完成を最優先に考えるべき「安定化期間」。このセカンドピアスの選び方と過ごし方次第で、今後トラブルなくピアスを楽しめるかどうかが決ると言ってもいいでしょう。

なぜセカンドピアスは「太め」を選ぶべき?その理由を徹底解説

では、具体的にどのようなセカンドピアスを選べば良いのでしょうか。まず最も重要なポイントの一つが、ポスト(軸)の「太さ」です。細くて華奢なデザインに惹かれる気持ちも分かりますが、ホールの安定を考えるなら、ぜひ「太め」の軸を選んでください。

理由1:ピアスホールをしっかり拡張し、安定させるため

ファーストピアスで開けたホールは、まだ皮膚が柔らかく、何もしなければ自然と収縮しようとします。この段階で細い軸のピアスを着けてしまうと、ホールがその細さに合わせて小さく固まってしまう可能性があります。

太めの軸のセカンドピアスを着けることで、ファーストピアスで作ったホールの大きさをしっかりと維持し、内部の皮膚を丈夫に育てることができます。これが、しっかりとした安定したピアスホールを作るための鍵となります。将来、様々なデザインや太さのピアスを楽しむためにも、この時期に十分な大きさのホールを完成させておくことが大切なのです。

理由2:細いピアスによるホールの縮小やトラブルを防ぐ

もしホールが細く縮んでしまった場合、どうなるでしょうか。次に少し太めのピアスを着けようとした時に、無理やり通すことになり、完成しかけていたホール内を傷つけてしまう恐れがあります。

新しくできた傷は、細菌感染の入り口となり、炎症やかぶれ、化膿といったトラブルの原因になりかねません。一度トラブルが起きると、ホールの完成が遅れるだけでなく、最悪の場合、一度ピアスを諦めなければならない状況にもつながります。

具体的な太さの目安は?ゲージ数で考えよう

ピアスの軸の太さは、「ゲージ(G)」という単位で表されます。この数字は、小さいほど軸が太くなります。

ピアスのゲージ数(軸の太さ)の比較 左から16G(太い)、18G(中間)、20G(細い)の軸の太さを視覚的に比較した図。数字が小さいほど太いことが示されている。 数字が小さいほど、軸は太くなります 16G (約1.2mm) 18G (約1.0mm) 20G (約0.8mm)
  • 一般的なファーストピアス(医療用ピアッサー): 16G(約1.2mm)や14G(約1.6mm)
  • 一般的なファッションピアス: 20G(約0.8mm)や18G(約1.0mm)

ファーストピアスで16Gのものを使用した場合、セカンドピアスも同じ16G、もしくは少しだけ細い18Gを選ぶのがおすすめです。いきなり20Gのような細いものにしてしまうと、ホールの縮小につながりやすいので注意しましょう。

セカンドピアスを選ぶ際は、デザインだけでなく、この「ゲージ数」を必ず確認する習慣をつけてみてくださいね。

素材選びの決定版!「純チタン」がセカンドピアスに最適な理由

軸の太さと並んで、もう一つ絶対に妥協してはいけないのが「素材」です。特に、まだ完成していないデリケートなホールには、金属アレルギーのリスクが最も少ない素材を選ぶ必要があります。私が数々の失敗を経てたどり着いた、そして自信をもっておすすめできるのが「純チタン」です。

金属アレルギーのリスクを最小限に抑える

未完成のピアスホールは、皮膚のバリア機能が完全ではないため、金属が汗や体液に触れることで溶け出した「金属イオン」が体内に入り込みやすい状態です。この金属イオンを、体が異物(アレルゲン)と認識してしまうことで、金属アレルギーは発症します。

チタンは、この金属イオンがほとんど溶け出さない「イオン化しにくい」という優れた特性を持っています。その安全性は非常に高く、人工関節やインプラントなど、体内に埋め込む医療器具にも使われているほど。この生体適合性の高さが、デリケートなセカンドピアス期のホールを、アレルギーのリスクから守ってくれるのです。

「純チタン」と「チタン合金」「チタンポスト」の違いに注意

ここで少し注意したいのが、「チタン」と書かれているピアスには種類があるということです。

チタンピアスの種類比較 純チタン、チタン合金、チタンポストの3種類を比較する表。純チタンが最もアレルギーリスクが低いことが示されている。 純チタン アレルギーリスク 最も低い 全体がチタン100% チタン合金 アレルギーリスク やや注意 混合金属による 可能性あり チタンポスト アレルギーリスク 注意が必要 ポスト以外の部分で 反応の可能性
  • 純チタン: ほぼ100%チタンで構成されたもの。金属アレルギーのリスクが最も低いとされています。JIS規格で「チタン1種」と表記されるものがこれにあたります。
  • チタン合金: チタンにアルミニウムやバナジウムなど、他の金属を混ぜて強度などを高めたもの。強度には優れますが、混ぜられた金属にアレルギー反応を起こす可能性はゼロではありません。
  • チタンポスト: ピアスの軸部分(ポスト)のみがチタン製で、肌に直接触れるヘッドやキャッチの部分は他の金属(メッキなど)が使われている場合があります。ポスト以外の部分でアレルギーを起こす可能性があるため、注意が必要です。

セカンドピアスとして最も安心できるのは、やはり「純チタン」製のものです。商品を選ぶ際には、素材表記をよく確認し、「純チタン」や「ピュアチタン」と明記されているものを選ぶと良いでしょう。

軽くて丈夫!着けっぱなしに最適な素材

セカンドピアスは、ホールを安定させるために、基本的につけっぱなしにしておくことが推奨されます。純チタンは、驚くほど軽い金属なので、長時間つけていても耳への負担がほとんどありません。

さらに、汗や水に強く錆びにくいため、お風呂やプールでも着けたままでOK。傷もつきにくく丈夫なので、まさに「つけっぱなし」にするセカンドピアスにぴったりの素材なんですよ!

セカンドピアスは太めの純チタンを。ホールをしっかり育てる4選

【チタンピアス専門店HIBINOI|金属アレルギー対応 純チタン ピアス 4mm 丸玉(選べる0.8~0.9mm径ポスト) [E0204-XX]】

おすすめポイント

  • ポスト径0.8~0.9mmから選べ、ホールを無理なく“太め”に育てやすい設計です。
  • ポスト・キャッチまで純チタン製で、つけっぱなし派にも安心感があります。
  • 4mmの丸玉が上品に輝き、日常使いからオフィスまで幅広く馴染みます。
  • 国産仕上げでバリが少なく、装着時の引っかかりを抑えた丁寧な作りです。
  • 長めのポストで耳たぶに余裕を持たせ、腫れや圧迫を軽減します。

【チタンピアス専門店HIBINOI|金属アレルギー対応 純チタン ピアス 3mm 丸玉(選べる0.8~0.9mm径ポスト) [E0202-XX]】

おすすめポイント

  • 純チタン×太め(0.8~0.9mm)ポストで、セカンド期のホール育成に寄り添います。
  • 小ぶり3mm玉で目立ちすぎず、マスクや髪にも引っかかりにくいサイズ感です。
  • 金属アレルギー配慮のオールチタン仕様で、敏感肌の方にもやさしいです。
  • 日本国内工房製造で、面取りや磨きが丁寧なロングセラーです。
  • つけっぱなしOK設計で、毎日のケアをシンプルに保てます。

【チタンピアス専門店HIBINOI|純チタンピアス 2mmキュービックジルコニア(選べる0.8~0.9mm径ポスト) [E0087-CZM]】

おすすめポイント

  • 0.8~0.9mmの太めポストで、ファースト後のセカンド移行に最適です。
  • 純チタンのポスト・キャッチ・石座で、肌当たりがやさしく錆びにくいです。
  • 2mmのCZが控えめに輝き、学校・職場でも使いやすい上品さです。
  • 長さがしっかりあり、耳たぶの厚みによって選べるのが便利です。
  • ペアで揃えても片耳で買い足しても使いやすい定番シリーズです。

【チタンピアス専門店HIBINOI|純チタン ファースト/セカンド対応 3mm 丸玉 16G(1.2mm径)ロングポスト [E0203-XX]】

おすすめポイント

  • 16G(約1.2mm)という“しっかり太め”の純チタンポストで、ホールを安定的に育てられます。
  • ロングポスト仕様で圧迫を避けやすく、腫れやすい時期にも配慮があります。
  • ポストからキャッチまでオール純チタンで、長時間のつけっぱなしに適します。
  • 3mmのシンプル丸玉で寝具やタオルに引っかかりにくいのが魅力です。
  • 国産の丁寧な仕上げで、角の少ないスムーズな装着感を実現しています。

ピアスホールをしっかり育てるためのQ&A

最後に、セカンドピアスにまつわるよくある質問にお答えします。正しい知識で、大切なピアスホールをじっくり育てていきましょう。

Qセカンドピアスはいつから着けられる?
A

ファーストピアスを開けてから、一般的に1ヶ月半〜3ヶ月後が目安とされていますが、これには個人差があります。大切なのは期間よりも、ホールの状態です。

  • ピアスを動かしても痛みや違和感がないか
  • ホールから分泌液が出ていないか
  • ホールの周りに赤みや腫れがないか

これらの項目をクリアできていれば、セカンドピアスに移行できるサインです。もし少しでも不安があれば、無理せずファーストピアスを続けるか、ピアスを開けた医療機関に相談しましょう。

Qセカンドピアスはどのくらいの期間着けるべき?
A

セカンドピアスも、ファーストピアスと同様に「つけっぱなし」が基本です。期間としては、最低でも1ヶ月以上、できればホールの状態が完全に落ち着くまで数ヶ月間は着け続けるのが理想的です。

ピアスホールが本当に完成するには、半年から1年かかるとも言われています。頻繁な付け替えはホールに負担をかけるだけなので、お気に入りのセカンドピアスを見つけたら、焦らずじっくり付き合ってあげてください。

Q毎日のケアはどうすればいい?
A

ホールのケアで最も大切なのは「清潔に保つこと」です。

基本的には、入浴時にシャワーで優しく洗い流すだけで十分です。石鹸やボディソープの泡をピアスの周りに乗せ、優しく洗い、最後に泡が残らないようしっかりすすぎましょう。

消毒液を毎日使うと、肌に必要な常在菌まで殺してしまい、かえって肌のバリア機能を弱めてしまうことがあります。消毒は、炎症などトラブルが起きた時以外は不要と考えるのが一般的です。また、気になってピアスをクルクル回したり、前後に動かしたりするのも、ホールを傷つける原因になるので避けましょう。

まとめ

今回は、セカンドピアス選びとピアスホールを育てるための秘訣についてお話ししました。

  • セカンドピアスは、デリケートなホールを安定させるための「育てる」期間に着けるもの。
  • ホールの縮小やトラブルを防ぐため、軸は「太め」(16Gや18G)を選ぶ。
  • 金属アレルギーのリスクを避けるため、素材は「純チタン」が最適。
  • 最低1ヶ月以上はつけっぱなしにし、清潔を保ちながら優しくケアする。

ピアスホールを育てる期間は、少し地味で我慢が必要な時期に感じるかもしれません。でも、この時期をいかに丁寧に過ごすかが、これから先、何年、何十年とピアスファッションを心から楽しむための大切な土台作りになります。

私も昔は、早くおしゃれなピアスがしたくて焦り、何度も失敗を繰り返しました。様々な素材を試す中で、最終的に私の肌に合ってくれたのが、医療用素材としても信頼されているチタンでした。特に、不純物の少ない純チタン製のピアスは、着けていることを忘れるくらい快適で、長年の悩みを解決するきっかけになってくれたんです。

もし、あなたが今セカンドピアス選びに迷っているなら、選択肢の一つとして、Lioraの純チタンピアスを覗いてみるのも良いかもしれません。Lioraでは、デリケートな時期に安心して使っていただけるよう、素材の品質にこだわった、軸の太いセカンドピアスも取り扱っています。

あなたのピアスライフが、もっと楽しく、快適なものになることを心から願っています!

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